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韓国大統領の戒厳令は「政治的自殺」だったのか 夫人の醜聞、閣僚弾劾などで追い詰められたか

東洋経済オンライン / 2024年12月5日 10時0分

尹大統領が戒厳令を宣布した理由の一つに、これまで野党から尹政権の閣僚に対する弾劾が相次ぎ、政治的に手も足も出なくなったことを挙げたことも、このような脈絡からではないかと説明する。

大統領府の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)秘書室長など尹大統領の主要な側近・参謀らも、戒厳令を宣布する生放送が行われる直前までこのことを知らなかったことが知られている。それゆえに、戒厳令という決定が緻密に計画が練られた末に出されたものではなかった可能性も出ている。とはいえ、即興的に出された決定ということも考えにくい。

戒厳令の建議が可能な李祥敏(イ・サンミン)行政安全相が12月2日午後に韓国南東部・蔚山(ウルサン)市で行われた行事に出席した後に急きょソウルに戻ったということ、趙志鎬(チョ・ジホ)警察庁長官が午後6時20分ごろに大統領室から「別途、命令があるまで待機せよ」との連絡を受けていたことなどを考えると、軽い判断で戒厳令が出されたわけではなさそうだ。

共に民主党が主張しているように、戒厳令を建議した張本人とされ、戒厳令解除後に辞任を表明した金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防相が、2024年8月にそれまでの警護処長から国防相に任命したことをみても、長い時間をかけて準備されていたのではないかとの見方もある。

ソウル新聞

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