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「インドカレー1000軒超も開拓」彼の情熱の原動力 豊富な写真と共にお薦めインドカレー店も紹介

東洋経済オンライン / 2024年12月13日 12時0分

八木さんがこれまで食べたインド料理の数々(写真:八木さん提供)

仕事が終わって帰宅したら疲れて何もできない──。そんな人がいる一方で、時間、体力、お金をやりくりしながら趣味に没頭するビジネスパーソンがいる。彼らはなぜ、その趣味にハマったのか。どんなに忙しくても、趣味を続けられる秘訣とは。連載 隣の勤め人の「すごい趣味」では、仕事のかたわら、趣味をとことん楽しむ人に話を聞き、その趣味の魅力を深掘りする。

銀座線沿線のインドカレー紹介がバズる

2022年7月、旧Twitter(現X)でバズった次の投稿をご存じだろうか。

【43枚の写真を見る】これが銀座線カレー路線図だ!Xでバズったインドのケンタッキー再現料理や、日本で食べられるオススメインド料理店も

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投稿したのは、アカウント名「なますてクッキング」こと、八木雄建さん。コンサルティング会社に勤務するかたわらインドカレーを食べ歩き、その魅力を発信し続けている。2024年8月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に出演し、東京メトロ銀座線沿線にあるおすすめのインドカレー店を紹介した。

インドカレーにハマって15年の八木さんがこれまで食べ歩いたインドカレー店は、国内外合わせて延べ1000軒以上。さらにはインド人コミュニティに所属して、インド人と日本人との交流イベントや料理教室を開催したりもしている。

なぜ八木さんは、そこまでインドカレーにハマったのか。話は子ども時代にさかのぼる。

八木さんとインドカレーの最初の出合いは、いわゆる「親父の手料理」だった。

「アラスカの研究所でオーロラの研究をしていた父親が、インド出身の同僚から教わったというインドカレーを家でよく作ってくれていたんです」

八木さんは高校2年生になると、ニコニコ動画で見つけたレシピ動画を見ながら初めて自分でチキンマサラ(粉状にしたさまざまなスパイス「マサラ」とトマト、ヨーグルトなどを使ったチキンカレー)を作った。

肉じゃががカレー味になると苦情も

もともと料理好きで、動画レシピを見ながらクレープや卵焼きなどを作っていたが、インドカレーを作ってみて、その魅力にすっかりハマってしまったという。

「特に惹かれたのは、香りです。カレーって準備しているときも、作っている最中も、ずっといい香りがして、嗅ぐとうっとりしてしまいます。お小遣いで少しずつスパイスを買いそろえて、コレクションするのも楽しかったですね。レシピを少しずつ変えながら毎週チキンマサラを作っていたので、『フライパンに匂いが移って、肉じゃがもカレー味になる』と家族から苦情がきたのを覚えています」

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