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世界最大級! ケタ違いの「巨大斜張橋」計画が進行中 阪神高速延伸の“ハイライト”どこまで進んだ?

乗りものニュース / 2024年9月24日 8時12分

海上部の工事状況。2024年5月撮影(画像:国土交通省近畿地方整備局)。

長さ2.7kmの連続斜張橋を架けます。

長さ2.7kmの連続斜張橋を建設

 大阪から神戸へ、阪神高速5号湾岸線の延伸事業が進んでいます。2024年9月18日、その進捗状況などを情報共有する関係者間会議が神戸市内で開かれました。

 湾岸線は現在、神戸市東灘区の六甲アイランドで途切れています。ここからポートアイランドを通り、長田区の駒栄までを結ぶ「大阪湾岸道路西伸部」事業が進行中です。2024年度は調査設計、用地取得、橋梁工事などが推進されています。

 この西伸部は、延長14.5km、幅26.75mで6車線、本線の設計速度は80km/hで計画されていますが、カギとなるのが、六甲アイランドとポートアイランドの間に架ける巨大な斜張橋です。

 長さは2739mで、神戸港の航路を避けた位置に主塔を4本建てます。その主塔間の距離は653m、基礎からの主塔の高さは213mにおよびます。完成すれば世界最大級の斜張橋となる見込みです。

 この長大橋は、外形寸法などの基本構造は2023年8月に決定しており、2024年秋から主塔や主桁などの詳細設計に入る予定です。今回の会議で国や阪神高速からは、地質調査を踏まえて主塔を支える支持層(良質な地盤)を変更し、基礎を大型化する旨が報告されました。

 また、長大橋の東側の六甲アイランドでも、地質調査が行われました。地震への抵抗力を精査したところ当初推定より小さくなることが判明したため、橋脚を太くしたり、基礎の杭を増やしたりといった構造の見直しを行い、工事を進めているといいます。

 これに対し兵庫県や大阪府は、早期の全線開通や事業スケジュールの提示、負担軽減に向けた有料道路化などを要望しています。

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