新型機「ボーイング777X」 現在の「777」と何が違う? 主翼に特徴 日本ではANAが導入

乗りものニュース / 2019年10月20日 15時0分

「ボーイング777X」の折りたためる翼(画像:ボーイング)。

ボーイングの最新鋭機種「ボーイング777X」シリーズは「777」がつきますが、従来の「777」シリーズとは、大きく異なるようです。機体の大きさは「超大型」、それゆえに特徴も主翼にあります。

「折りたためる翼」なぜ?

 ボーイングの最新鋭機種「ボーイング777X」シリーズが、2020年の就航を目指して開発中です。「ボーイング777」が入っているものの、従来の「ボーイング777シリーズ」とは、大きく異なります。

 まずはより「大型」となる点です。従来のボーイング777シリーズも大型機といわれ、777-200型機は全長63.7m、777-300型機は73.9mでした。ボーイング777Xはこれより大きくなります。

 ボーイング777Xは現在「-8」と、長胴型にあたる「-9」の二種が発表されていますが、-800の全長は約70mで、-900は約77mです。

 特に-9は「超大型機」にあたり「この規模の競合相手は、現在いません」(ボーイング民間航空機部門 マーケティング担当副社長ランディ・ティンゼスさん)とのこと。ちなみに、生産終了が発表されたエアバスの超大型機、エアバスA380型機の全長は73mです。

 ボーイング777Xの外観で、特徴的なのが「折りたためる翼」。主翼の先端が、それぞれ約3.5m、上に折れるようになっています。主翼をたたむのは、おもに駐機など、地上にいるときです。

 ボーイング777Xは幅も「超大型」化し、約72mあります(-8、-9共通。「777」は約65m)。この大きさでは、空港設備によっては大きすぎて駐機が難しいケースもあるため、翼をたためるようになっているのです。

「787」の技術を生かす 日本でもANAが投入予定

 ボーイング777Xは、たとえば主翼の形状や素材(複合素材)などに、現在就航している同社最新シリーズ「ボーイング787」の技術を生かしているとのこと。

 特に客室は、787シリーズをベースとしており、加圧や加湿が行われるほか、客室内の荷物棚も787シリーズと同容量のものを装備します。

 787シリーズの客室仕様を踏まえて、新たな進化も加わります。ボーイング777Xの機内の横幅は、従来の777シリーズ(777-300ER)より10cm程度拡張。側壁を再設計し、より薄い断熱材を取り付けることで広げられたといいます。窓も大型化するそうです。

「777Xは、従来の777シリーズより効率性が高まり、航続距離も延びています。従来の777と787シリーズの技術を組み合わせたほか、新技術も投入しています。現在、非常にうまく売れており、世界中で384機を受注しています」(ボーイング副社長 ランディ・ティンゼスさん)

 日本の航空会社では、ANA(全日空)が20機発注。世界の航空会社で最多の発注数は、アラブ首長国連邦のエミレーツ航空で、150機です。

※一部内容を修正いたしました(10月21日8時20分)。

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