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ベーカリー「ベルベ」 社長と連絡難で破産手続きが難航、粉飾決算の可能性も

東京商工リサーチ / 2021年11月18日 12時5分

ベルべの運営していた店舗(11月8日、TSR撮影)

 (株)ベルベ(TSR企業コード:350365636、法人番号:7021001025894、大和市大和東1-8-4、登記上:大和市大和東3-13-3、設立1976(昭和51)年4月1日、資本金1200万円、石川民夫社長)は再度の資金ショートを起こし11月15日、行き詰まりを表面化した。今後、破産申請を予定している。
 負債総額は約40億円だが、不確定の債務もあり、さらに膨らむ可能性がある。

 1973年に代表者が大和市内で洋菓子店を個人創業。1976年「手作りパン・洋菓子のベルべ」に改称し、法人化。リーズナブルな価格が定評を受け、店舗網を拡大してきた。2010年以降は定期的に新規店をオープン。パン・洋菓子の店頭販売のほか、カフェも運営していた。地元の神奈川県内のほか、東京・汐留や大手町、霞が関などのオフィス街にも出店して28店舗を運営、2020年6月期には売上高25億6097万円をあげていた。
 しかし、新型コロナウイルス感染拡大により店舗の営業に支障が生じたほか、外出自粛により集客が低下した。決算数値にも疑義が生じ、給与の遅配も発生するなど資金繰りがひっ迫し、2021年11月8日に全店舗を閉鎖して事業を停止。事後処理を佐藤孝一弁護士(佐藤孝一法律事務所、東京都港区赤坂7-11-10)へ一任した。
 債権者に送付された受任通知には、「負債総額約52億円」と記載があるものの、関係者によると10億円余りの負債が不確定で、現時点で把握できている負債総額は約40億円だという。また、「社長と連絡が取れず、代表交代による破産申請を検討している」(関係者)状況だ。

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