工場被災でも伝統維持 輪島の和菓子「丸柚餅子」 40年ぶり全て手作業で仕込み

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輪島に古くから伝わる和菓子の「丸柚餅子」。輪島市の和菓子店では地震で工場が被災し使えなくなるなか、伝統を守ろうと丸柚餅子の仕込みが行われました。

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くり抜いたユズに餅を詰め自然乾燥させる伝統の和菓子「丸柚餅子」。

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「中浦屋」では、朝市通りに構える工場や機械が元日の地震で被災し、使えない状態に…

それでも、100年以上続く伝統を守ろうと、近くに工房を借りて約40年ぶりにすべて手作業で仕込みを行いました。

ユズは高知県のJAから寄贈されたものでことしは128個のみの生産です。

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柚餅子総本家中浦屋・中浦 政克 社長：

「丸柚餅子を通じてこの被災地の状況も理解していただいたり、あるいはまた復興の道のりは長くなりますので寄り添っていただくということをしていただけたら大変ありがたく思います」

丸柚餅子は来年5月末まで寝かせたあと、イベントなどで食べられるということです。

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