【漢字アプライ診断】「じん」といえばどの漢字？ 答えでわかるあなたの苦手なこと

――日本語には、音は同じでも違う意味の漢字がたくさんあります。音だけ聞いて思い浮かべた漢字から、あなたのことを診断してみましょう。
※アプライ＝apply（当てはめる）の意味

【質問】
　「じん」と聞いて、どんな漢字を思い浮かべますか？

A：人
B：仁
C：陣
D：神

　あなたはどれを選びましたか？　さっそく結果をみてみましょう。

【診断できること】
「あなたの苦手なこと」
　無意識に思い浮かべた漢字が持つ意味で、今のあなたの状態がわかります。今回は選んだ漢字から、あなたの苦手なことを診断してみましょう。

■A：人……欲望のままにふるまう自由さ
　「人」という漢字は、横から見た、立っている人物の形です。四つん這いだった動物が、2本足で立ち上がることで人になったのです。人は2本足で立つことで手を使えるようになり、知性が発達しました。けれど逆に、野生動物的な力は失ってしまいました。この漢字を選んだあなたは、欲望のままに自由にふるまうことが苦手で、そういうタイプの人も苦手でしょう。それはかつて失ったものへの憧憬混じりの嫌悪なのです。

■B：仁……お金の話
　「仁」という漢字は、横向きの人を描いたにんべんに、二をそえた形で、儒教の最高理念である人への思いやりの心をあらわします。二の意味には諸説あり、人と人の関係、2つで1つ、また座るための敷物をすすめる形という説もあります。思いやりの心を意味するこの漢字を選んだあなたが苦手とするのは、現実的なお金の話でしょう。非情になりきれないのが、あなたの弱点でもあり、いいところでもあるのです。

■C：陣……オシャレ
　「陣」という漢字は、盛り土をあらわすこざとへんに、戦車を並べて、軍隊とその陣形をあらわします。一糸乱れぬ統制が大事なこの漢字を選んだあなたは、質実剛健、中身が大事と考える人でしょう。服装も丈夫さや機能重視。それに対して、表面を飾ること、オシャレすることには苦手意識があるようです。照れや恥ずかしさから、あえて興味がないと思い込んでいるという部分もありそうです。もっと気軽にオシャレしてみては？

■D：神……積極的な行動
　「神」という漢字は、祭壇をあらわした示へんに、申は天から地に伸びる雷を描いています。人の力を越えた自然現象・雷は、神の存在のあらわれとされていたのです。この漢字を選んだあなたは、人の力ではどうすることもできない宿命があると感じているのでしょう。積極的な行動が苦手なのは、何をしても無駄と思えてしまうから。でも、無駄も含めて神の元で生きることなのだと思えるようになれば、積極性も出てくるはずです。

　苦手なことは、得意なこと以上に、自分自身の今の状態をハッキリとあらわしているのかもしれません。苦手なことと向き合うのは、自分自身の本当の姿と向き合うことでもあるでしょう。
（高橋桐矢）

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