相手のエネルギーを活かして優位に立つ! カウンター行動心理学4選
占いTVニュース / 2016年4月10日 20時30分
人間はどうしても、人と競い合おうとするものです。少しでも自分が上に立ちたい、という思いは誰しも持っており、マウンティングで優劣をつけようとします。相手の挑発に乗って負けてしまうと、後々の関係が不利になってしまいます。そこで、今回はそんな相手のエネルギーを逆手にとって、上手にいなすためのカウンター行動心理学を紹介します。
■テクニック1 聞き役に徹することで相手の怒り疲れを待つ
クレーム処理は、クレームが持ち込まれてから30分で勝負が決まるとされています。ここで対処できれば丸く収まるのです。ここで相手に反論すると、さらなる怒りに火をつけることに。というのも、感情が理性に勝っているので、自分の話を聞いてもらえないと「不誠実」な対応になってしまうのです。そこで、「仰る通りです」と謝罪を相槌のように述べることが大切に。そうすると、だんだん冷静になって、怒り疲れの状態になるのです。そうなった後なら、話の折り合いもつきやすくなるでしょう。
■テクニック2 ライバル心の強い相手の質問は答えず交わす
交渉や議論が得意な人は、あえて初めは本題と関係のないことを振ってくるもの。これは、交渉相手の力量を探るためです。しかし、そこであえて議論から降りることで逆手に取ることも可能なのです。そのためには、相手の質問に含みを持たせた態度で「答えない」ことが大切です。そしたら、本当は知らなくても十分な知識を蓄えているように見せ、相手に手ごわいと感じさせられるでしょう。一筋縄ではいかないヤツという認識を持たせて、戦わずして心理的に優位に立てるはず。
■テクニック3 達者な相手はイチャモンで打ち負かすべし
頭の回転速度には個人差があります。しかし会議などの席上では、弁の立つ人に主導権を握られてしまいがちに。そこで、丸め込まれないための方法としては、相手の主張にイチャモンをつけることです。もちろん言いがかりではなく、相手の主張の根幹部分に反撃するのです。「なんの根拠があるんですか?」「裏付けは?」この一言で、人は不安になり、どんなに自信のあった主張でもおよんでしまいます。そしたら議論の主導権を、こちらが握ることができるでしょう。
■テクニック4 偉そうな相手の謙遜を否定できれば好評価に
褒め言葉は円滑な人間関係を築くために欠かせないもの。人間は基本的にナルシストであり、謙遜している人でも内心は「アイツよりも自分は上だ」と思っているもの。そのため、人は褒められると自尊心がくすぐられるのです。しかし、何でもかんでも褒めると「おべっか使い」の烙印を押されてしまいます。そこで、褒められた相手の謙遜や否定を「再否定」するようにしてみましょう。そうすることで、2倍にも3倍にも相手を喜ばせられるはず。
「自己優位性」という言葉が心理学にはありますが、これは相手よりも自分のほうが優れていると思いたい気持ちのことを指します。この自己優位性は、多すぎると自信過剰に、少なすぎると卑屈になってしまいます。要はバランスが大切なんですね。しかし、人間関係においては、なかなかそれを調節するのは難しいもの。このテクニックを用いて相手との関係をスマートにコントロールしてみてください。
(脇田尚揮)
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