男女で貯蓄差208万円!衆院選前に考えたい「女と金と結婚」問題

VenusTap / 2014年11月29日 20時40分

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アベノミクスの成長戦略では、女性の社会進出を目標として掲げている。しかし世界経済フォーラムが作成した「The Global Gender Gap Report 2013」によると、日本人女性の社会進出の割合は、世界79位、男女の賃金の公平さは87位と、厳しい現実が並んでいる。

また、国立社会保障・人口問題研究所の分析では、単身で暮らす女性の3人に1人が年収114万円未満の“貧困層”であることがわかり、大きな問題になっている。残念ながら日本は女性に“優しくない”国なのだ。

そうした社会的背景のせいか、マネーフォワードが行った「お金に関するアンケート調査」では、いまだ男性に経済的に依存したいという女性の心情が明らかになった。

■女性は男性に経済的に頼らざるを得ない

上記の「お金に関するアンケート調査」によると、いまも女性は男性に経済的な面で頼っている、あるいは頼らざるを得ない状況にあることが分かった。

例えば、「パートナーに求める年収はいくらですか?」との問いに対し、男性の大半(57%)は「特にこだわらない」と答えた一方で、女性からは「500万から700万」(23%)「400万から500万」(17%)という回答が並んだ。

「特にこだわらない」という女性の回答も27%と実際は多かったのだが、女性がパートナーに求める年収は、平均して640万円という結果だ。

もちろん、単純に裕福な暮らしがしたいという意味で、パートナーに高い年収を求めているだけかもしれない。ただ一方で、いまだに“お金は男性が稼ぎ、女性は家庭を支える”という古い価値観が男女双方にあるようだ。

■独身男性の貯金額は独身女性の1.5倍!?

男女の経済的な格差は、貯金額でも明らかになった。「貯金額を教えてください」という質問に対し、全世代の平均で独身男性は「646万円」、独身女性は「438万円」となった。その差は200万円以上である。

総務省の統計によると、独身男女の支出はそれほど変わらず、むしろ若い世代では男性の方が多い。服や化粧品などで女性の方がお金を使っている印象があるが、実は男性の方が支出は多いのだ。それでも収入差が大きいために、男性のほうがよりお金がたまるという結果になっている。

「デートのとき、食事代はどちらが支払いますか?」との問いに対しては、「男性」(68%)が「女性」(48%)を超えた。

男性が多く払う理由としては、「何となく」が1位、「自分の方が稼いでいるから」が2位と続き、「パートナーのための食事代・デート代・プレゼント代等に、毎月いくらまで払えますか?」との問いには、「男性平均:24,113円」「女性平均:13,778円」と、こちらも大きな差が開いた。

これもまた女性は「男性に養ってほしい」、一方で男性には「女性を養わなければいけない」という気持ちが根強くある証拠かもしれない。

以上、男女のマネー事情について意識調査の結果をまとめてみたが、いかがだっただろうか? 安部首相が理想として掲げている女性が活躍する社会は、まだまだ絵に描いた餅のようだ。

女性の社会進出にはまだ壁がある。それでも12月14日(日)投開票の衆院選前のいま、女性の社会への進出に対し各党がどう考えているか、あらためて調べて考えてみるのもいいかもしれない。

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