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車の裏も要注意! 台風通過後に気をつけたい車の塩害対策

ウェザーニュース / 2018年10月5日 16時0分

ウェザーニュース

先週、日本列島を縦断し、大きな被害をもたらした台風24号。雨や強風による被害だけでなく、海水が強い風によって運ばれてくる「塩害」も各地で発生しています。

その中でも、水を含んだ塩により絶縁部分に電気が流れて起きる停電被害と、車の塩害が目立ちました。車の塩害は知らずに放っておくとボディの錆や車輪が外れるなどの恐れもあるといいます。海水をかぶったり、塩分を含んだ風にさらされた車の塩害対策をオートバックスセブン社のIR・広報部に伺いました。

沿岸部だけではない塩害

塩害と聞くと、沿岸部などごく一部の地域の問題に思えるかもしれません。しかしウェザーニュースの調査によると、台風24号の塩害は沿岸部に限らず東京西部や埼玉など内陸部でも発生しているのです。

2018年10月2日 6,432人

車の塩害がやっかいなのは、アフターケアを怠ると錆という難敵が待ち受けていて、知らず知らずのうちに腐食が進んでしまうこと。塩害のケアは台風通過後に速やかに洗車をすることが鉄則だとオートバックスセブン社はいいます。

足回りや裏側の洗浄がポイント

「まず気を付けたいのは車の足回りや下回り。特にホイールと車軸を結んでいる箇所(ホイールハブ)のボルトは腐食しやすく、放っておくとタイヤが外れる恐れがあるのです。

洗車に際しては、タイヤの裏側を念入りに洗浄してください。塗装されているボディ部分は、小さなキズがあるとそこから錆びてしまうので、キズ付近はしっかり拭き取りましょう。そして見落としがちなワイパーのねじ止めの部分も洗うのを忘れないでください」(オートバックスセブンIR・広報部)

自分で洗車する場合は、この3箇所をていねいに洗浄することを心がけましょう。ガソリンスタンドなどで自動洗浄機を使用するときは、下回りをしっかり洗うオプションが必須だといいます(雪道を走行したときの融雪剤もナトリウムを含んでいるため同様に錆対策が必要)。

塩害を避けるコツ

車の塩害を防ぐために個人ができることは、雨風にさらされないよう車にシートをかぶせておく、など限られてきます(格納型のガレージが最良)。このほかには早めの洗車です。もっとしっかり予防したいなら、業者にボディのコーティングを頼む方法もあります。

「作業時間15分4〜5000円ほどのコーティングによって、3~4ヵ月間車を保護する防錆対策もあります」(オートバックスセブンIR・広報部)

私たちが気づかないうちにしのびよる車の塩害。大切な車のサビを防ぐためにも、台風24号のアフターケアがまだの方は、この3連休に忘れずに正しい対策をとるようにしましょう。

また、現在、大型で強い勢力の台風25号が日本列島に接近しています。日本海を通る予想のため、24号ほどの塩害被害はないと見られます。ただ、強い雨風による被害は想定されるため、引き続き最新情報を確認してください。

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