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空に赤い羽根 近畿で夕焼けに染まる巻雲目撃

ウェザーニュース / 2018年10月9日 19時0分

ウェザーニュース

9日(火)の夕暮れ時、大きな羽にも、刷毛で描いたようにも見える芸術的な雲が夕焼けに染まる様子が近畿の各地で見られました。

兵庫県明石市 10-09 17:47

刷毛で描いたような雲が夕暮れに染まり輝いている様子がとらえられました。これは「巻雲」といいます。

きょうは兵庫や大阪、京都と近畿の広い範囲で巻雲が染まる様子が目撃されました。

巻雲がみられるということは、季節の変わり目。秋へと上空の空気も変わっていることになるんです。

湿度が下がると高い所に雲が発生

夏によく見る入道雲やわた雲などは、強い日差しによって地面付近の空気が暖められて発生する雲です。このような雲は、上下の空気の流れで発生するため、地上から数百m程の高さでも出現します。

一方、秋になると、刷毛で描いたような雲(巻雲)や、いわし雲やひつじ雲(巻積雲)といった高い所に現れる雲が多くなります。刷毛で描いたような雲は約5000〜13000m、いわし雲は約5000〜10000m、ひつじ雲でも2000〜7000mといった高度に出現します。

夏と秋の雲の出現する高さの違いは、湿度の違いによるもの。
湿度の高い夏は低い所でも雲ができますが、湿度が低くなる秋は、低い所では雲を作るほどの水蒸気がないため、巻雲のように高い所にできることになります。


夏から秋への季節の変わり目。空の変化からも、季節の移ろいを感じてみてくださいね。

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