今年の台風は打ち止め!?鍵になるのはMJO
ウェザーニュース / 2018年10月13日 11時0分
2018年8月までは記録的なハイペースで台風が発生していましたが、9月に入って段々とペースダウン。10月は12日(金)までにひとつも発生していません。10月の発生数は平年で3.6個ですので、現段階では少ないと言えます。
マッデン・ジュリアン振動(MJO)が活発なエリア
台風が発生する熱帯域では、対流活動が活発なエリアが周期的に変化していく、「マッデン・ジュリアン振動(MJO)※」という現象が見られます。8月中はこの活発なエリアが西太平洋にあって台風発生に一役買っていましたが、9月に入ってインド洋に移動しています。
現在の衛星画像を見ても、日本のはるか南海上には大きな雲の塊は見られず、この先1週間~10日ほどのスパンで見ても、熱帯低気圧の発生している予測モデルはありません。10月の台風発生数は2011年や1976年、1956年の1個が過去最小で、今年はこれに並ぶか更新する可能性もあります。
11月以降に本州に近づくような台風は稀ですので、日本に影響する台風はもう打ち止めと言って良いかもしれません。
※マッデン・ジュリアン振動(MJO)とは
赤道域では対流活動の活発な領域が東へ移動し、30〜60日かけて地球を一周します。この現象はマッデンとジュリアンによって発見されたことから、「マッデン−ジュリアン振動 (MJO: Madden Julian Oscillation)」と呼ばれています。対流活動が活発なエリアの動向は、台風の発生傾向を知る手がかりとなります。
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