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台風26号 再び発達し「猛烈な」勢力に

ウェザーニュース / 2018年10月27日 11時30分

ウェザーニュース

10月27日(土)9時現在、猛烈な勢力の台風26号(イートゥー)は、フィリピンの東の海上を西進しています。

台風はグアム付近を通過後に若干勢力を落として「非常に強い」勢力となっていましたが、再び発達して「猛烈な」勢力となりました。台風の強さとしては最も強い階級です。

ひまわり8号 衛星画像

▼台風26号 10月27日(土)9時
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   猛烈な
 移動     西 25 km/h
 中心気圧   915 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s

海水温の高い海域で再発達

海面水温 10月25日

海面水温分布をみると、日本列島周辺では夏場と比べて水温は低下しているものの、台風の存在する北緯20度以南では、夏場と同等かそれ以上に高い水温となっています。台風はこの海水温の高い地域でエネルギーを得ることで発達しています。

台風の強さは最大風速によって決められ、54m/s(105ノット)以上で「猛烈な」勢力はと呼ばれます。台風の最大風速は、10分間平均風速の最大値です。

週末から沖縄ではうねりに注意を

波の予想 10月28日9時

台風は猛烈な勢力を維持したまま西進を続け、明日28日(日)には沖縄本島の南方沖へ達する見込みです。
台風の中心からは離れているものの、沖縄ではうねりを伴った高波に注意が必要です。海岸には近づかないようにしてください。

複数のシミュレーション

その後台風は、30日(火)にかけて猛烈な勢力を維持したままフィリピンへ接近する予想です。先月、台風22号により大きな被害が出たルソン島北部では、再び大荒れの天気となるおそれがあります。

複数の気象シミュレーションモデルを比較すると、フィリピン付近からは南シナ海へ抜ける可能性が高くなっていますが、進行方向を北寄りに変える可能性もあります。また、進行速度を落とす予想ですので、沖縄への波の影響は長く続いてしまう可能性があります。

今後も最新の情報に注意してください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風26号のイートゥー(Yutu / 玉兎)は、中国が提案した名称で、民話に登場する月のうさぎのことです。

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