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<独自調査>豪雪地帯ほど低いチェーン所有率 今冬チェーン規制明確化

ウェザーニュース / 2018年11月17日 12時45分

ウェザーニュース

国土交通省は15日(木)、大雪時にタイヤチェーンを装着していない車の通行を禁止する道路標識を新設し、今冬から一部の道路区間でチェーン規制を明確化する方針を発表しました。冬用タイヤを装着した車両でも、この区間ではチェーンを装着していなければ大雪時の通行できなくなります。

これを受け、ウェザーニュースではアプリのユーザーを対象に、タイヤチェーンの所有状況を緊急調査をし、所有率の実態をまとめました。

全国では約25%が所有

2018年11月16日(金)調査

調査は11月16日(金)の11時から24時まで、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」のアプリ内で、車の所有者を対象に、タイヤチェーンを「持っている」「持っていない」の2択で回答を募集しました。(沖縄県を除く46都道府県で実施)

7796人の回答者のうち、全国ではおよそ25%にあたる1951人がタイヤチェーンを持っていると回答しました。

雪国で目立つ低い所有率

地域ごとの調査結果

しかし、いわゆる「豪雪地帯」と呼ばれる、北陸や東北の日本海側は軒並み所有率が低く、定常的に雪が降る地域では、冬用タイヤの装着率は高い反面、チェーンは用意していない人が多いことがわかりました。

チェーン所有率と12~2月の平年降雪量
 富山県  2.0 %  345 cm
 福井県  7.1 %  260 cm
 新潟県  7.8 %  195 cm
 北海道 10.2 %  456 cm
 青森県 25.9 %  555 cm

※青森県全体では所有率が高いものの、持っていると回答した人は三八上北地方に集中し、豪雪地帯の津軽地方では所有率が低かった。

降雪量と所有率の散布図

今回の施策で、通行止めの対象になるとみられる区間が存在する地域でチェーンの所有率が低いことから、十分な周知がされないと混乱を招くことが懸念されます。大雪時は無理な外出を控える等の対策も重要となりそうです。

参考資料など

国土交通省 「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について http://www.mlit.go.jp/common/001261404.pdf

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