【週刊地震情報】2018.11.18 北海道胆振東部地震の1か月ぶりの大きな余震
ウェザーニュース / 2018年11月18日 12時50分
日本域の最近一週間の地震回数は先週より少なく、震度3以上の地震は3回にとどまりました。(11月5日~10日の集計)
国内:胆振東部地震の余震で震度4、約1か月ぶり
14日(水)19時7分ころ、北海道の胆振中東部を震源とするM4.7の地震が発生し、厚真町や安平町、むかわ町で震度4、札幌市内で震度3を観測しました。震源の位置から北海道胆振東部地震の余震活動と見られます。
震度4以上を観測する余震は10月12日以来、約1か月ぶりの発生です。余震活動は9月の後半から落ち着いてはきたものの、10月は1日から12日までの間に震度4以上の余震が5回発生。その後はしばらく強い揺れがなく、今回が約1か月ぶりとなります。
現在も本震の発生前に比べると地震の多い状況は継続しています。こうした震度4ないしは5弱クラスの余震はまだ発生する恐れがありますので、いざという時の備えは整えておくと良さそうです。
海外:南極プレートの境界で2回のM6.3
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は4回発生しています。そのうちの2回は南極プレートの境界付近で起きたものです。
南極プレートは主に南極大陸を構成するプレートで、太平洋プレートやオーストラリアプレート、アフリカプレートなど多くのプレートと接しています。
16日(金)には南極プレートと太平洋プレートの境界でM6.3、そして南極プレートとスコシアプレート、南アメリカプレートが接する辺りでもM6.3の地震が発生しました。
南サンドウィッチ諸島に近い後者の震源付近では1929年にM8.1の巨大地震が発生した記録もあります。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。
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