初詣“はしご”しても大丈夫? 江戸時代から続く風習とは
ウェザーニュース / 2019年1月2日 11時50分
お正月に初詣に行く方も多いかと思います。
その初詣ですが、1か所だけのほうがよいのでしょうか、それとも複数を“はしご”してもよいのでしょうか?
意識調査…3分の2が「何か所でもOK」
12月20日 アプリ「ウェザーニュースタッチ」で実施、9,151人が回答
ウェザーニュースは「初詣は何か所行ってもいいか」という意識調査を行いました(12月20日実施、9,151人が回答)。
結果は——
・1か所のみ:31.7%
・何か所でもOK:68.3%
約3分の2が「何か所でもOK」と回答しました。実際に会社やプライベートなど、初詣の“はしご”をしている人も多いのでしょう。
神道も仏教も多神教
初詣でいろいろな神社やお寺に行くと、神様や仏様がやきもちを焼いて、ご利益がなくなると心配する人がいるかもしれません。でも、大丈夫。初詣ではしごしても、ご利益はなくなりません。
神様は「八百万(やおよろずの)の神」というぐらいたくさんいて、神様たちが協力して人間を守ってくれると考えられているので、神様同士がやきもちを焼くことはないのです。
また仏教も、最高位のお釈迦(しゃか)様のほかに多くの仏様がいて、それぞれ役割が違います。
初詣の“はしご”は江戸時代から
日本では明治の初めまで、神様が仏様を守るものと考えられたり、神様も仏様も同じような存在と考える「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」が続きました。そう考えると、神様と仏様が互いにやきもちを焼くことはないでしょう。
初詣をはしごする慣習は江戸時代からありました。たとえば、「七福神(しちふくじん)めぐり」は7ヵ所の神社やお寺をめぐります。「三社参(さんじゃまいり)」は自分が住む地域の3ヵ所の神社をめぐるもので、西日本に多い習慣です。
心置きなく初詣の“はしご”をして良さそうです。
参考資料など
『神社・お寺のふしぎ』(田中ひろみ、偕成社)、『神社と神様がよ〜くわかる本』(藤本頼生、秀和システム)
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