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「乾燥」は口臭の敵!? 匂いのセルフチェック&簡単対策法

ウェザーニュース / 2019年2月27日 6時35分

ウェザーニュース

今の時期は1年でもっとも空気が乾燥する時季。外気だけでなく、エアコンにより温まった室内も乾燥が気になります。

お口の匂いの原因は「乾燥」だった!?

空気が乾燥することで、私たちに及ぼす影響はさまざま。たとえば、口や鼻などの呼吸器系の粘膜が乾燥すると風邪やインフルエンザといったウイルスが体内に入りやすくなるとも言われています。また、肌が乾燥すると肌荒れやシワなど美容面でもダメージがあるのは有名な話です。

ところが、乾燥が及ぼすダメージについて、もうひとつ意外な事実があるのを知っていますか?

「乾燥は口臭の原因にもなります。口臭は自分では気づきにくいものですが、セルフチェックとセルフケアによって軽減できます。ぜひ早めの対策を心がけましょう」と話すのは、数多くのメディアや全国で開催される講演会で活躍中の歯科衛生士、北原文子さん。

まずは北原さんに、「もしかして私、匂ってる?」と心配になった際、簡単にできる口臭のセルフチェック法を教えてもらいました。

【口臭セルフチェック法】
▼Step1
コットンやティッシュで舌の表面をふき取る。

▼Step2
ふき取った面を上にして、そのまま1分間放置する。

▼Step3
1分後、色味と匂いをチェックする

このセルフチェック法でわかるのは、自分の口のなかの状態について。北原さんは「匂いの原因となる細菌が多ければ、コットン(またはティッシュ)の色味は黄色く変色、匂いもきつく感じられます」と話します。さっそくチェックしてみましょう!

口臭には2種類あった!

「口臭には“病的口臭”と“生理的口臭”という2種類があります」と北原さんは続けます。病的口臭は、むし歯や歯周病、舌苔の付着など口のなかで起きているトラブルが原因であることが多いもの。

「鏡を見て舌の表面が白くなっている人は、口臭の原因となる“舌苔(ぜったい)”があるサイン。専用の舌ブラシなどでとりのぞきましょう」(北原さん)

一方、生理的口臭とは誰にでも起こりえる口臭のこと。匂いの強いものを食べた後はもちろん、起床後や空腹時、ストレスがたまった時や緊張感が高まった時など唾液の分泌が減少し、細菌が増殖することで口臭の原因となる物質がつくられることになります。

「生理的口臭は、しっかりセルフケアをすることで軽減することができます」(北原さん)

「乾燥」を防ぎ、口臭を撃退する!

北原さんいわく、「生理的口臭は、口内を乾燥させないことでケアすることができます」。そこで、オフィスにいても外出先でも簡単に実践できる口臭ケアの具体策を紹介してもらいました。

(1)「緑茶」で口臭を予防する
乾燥対策として手軽に実践できるのは、「緑茶を飲むこと」。緑茶に多く含まれるカテキンは、抗菌や殺菌作用があることで有名。口のなかの雑菌を減らしたり、口臭の原因となる物質を分解したりする効果が期待できます。

(2)「マウスウォッシュ」で口臭を予防する
「ゆっくり歯磨きをする時間はないけれど、うがいだけなら可能」という状況ならマウスウォッシュも有効。マウスウォッシュに含まれる有効成分で、口臭の原因となる細菌を減らしましょう。

(3)「ガム」を噛む
口内を潤すケアとして、ガムを噛むのも効果的。唾液の分泌をサポートし、口内をつねに潤しておくようにしましょう。

乾燥のシーズンは口内をいつでも潤しておくことが、爽やかな息に自信が持てる秘訣になります。しっかり予防して爽やかな春を迎えましょう。

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