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ダンボールが決め手 春に目立つ網戸の汚れ対策、プロの技

ウェザーニュース / 2019年4月11日 6時30分

ウェザーニュース

春は「花開いて風雨多し」と言われるように、雨や強風の日が多いのが特徴です。冬の寒い時期は後回しにして溜まった染みや、春の土ボコリや黄砂などによって、窓の汚れが目立ちやすくなっています。

窓まわりの掃除は網戸から始めるのが効率的です。手軽にできる網戸掃除の裏ワザを、おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者である尾崎真さんに教えてもらいました。

窓の掃除は外側から中へ

「今の時期は、網戸やサッシに付いた花粉や黄砂、土ぼこりなどが風で舞い込み、部屋の中が汚れる原因になっています。通常、ハウスクリーニングは全般的に“中から外”が原則ですが、窓周りに限っては汚れの強い外側から進めていくのが常道です。順番として、まず網戸の掃除から始めましょう」(尾崎さん)

窓ガラスはときどき磨いても、網戸の掃除は面倒でついおろそかにしがちです。でも、身近なアイテムを有効活用すれば、素早く簡単にきれいにすることができるのです。

コツはダンボール!?

ダンボールを有効活用!

まず用意するものは掃除機とダンボールです。

網戸に対してそのまま掃除機をかけても、網目から空気だけ吸っているだけで、汚れは吸い取れません。そこで、要らなくなったダンボールを活用しましょう。

「手で持ちやすいサイズに切ったダンボールを網戸の外側に当てながら、内側から掃除機で吸っていきます。こうすると、空気が抜けずに汚れを吸い取ることができるのです。

ポイントはダンボールのサイズ。持ちやすく手を離しても落ちないようA3またはB4サイズに切り取ると使いやすいでしょう。ダンボールをずらしながら網戸全体に掃除機をかけていきます。この方法だけでも網戸の大まかな土砂やホコリは取れて、かなりきれいになります」(尾崎さん)

別の方法としては、網戸の外側に新聞紙をセロテープ等で貼り付け、内側から掃除機で網目のホコリを吸い取る方法もありますが、手間を考えればダンボールのほうがおススメです。

タオルとナイロンタオルは名コンビ!

2つのタオルで網を挟んで拭く

乾いたホコリを取り除いた後、さらにプロならでは裏ワザを使えば網戸はよりきれいになります。

「ウエス(雑巾)を2枚用いて両手で網を挟んで水拭きすると、表面・裏面を一気にきれいにできますが、雑巾の代わりにタオルと使用済みのナイロンタオル(お風呂で体を洗うときのボディタオル)を使えばさらに効率はアップします!」と尾崎さんは話します。

具体的な使い方は以下のとおりです。

まずお湯で濡らして絞ったナイロンタオルと、乾いたタオルを用意し、手のひらサイズに四角くきちんと畳みます。

「片手にタオル、もう一方の手にナイロンタオルを持ち、網戸を両手で挟んで拭いていきます。このとき、外側はナイロンタオル、室内側はタオルにします。網戸は外側に汚れが溜まりやすいため、凸凹のあるナイロンタオルを外側にして網目の汚れをかき出し、室内側のタオルでかき出された汚れをキャッチするのです。力は入れ過ぎる必要はありません。両手で軽く挟み、上から下に向かってスーッと拭くだけでOKです」(尾崎さん)

タオルを折り畳んで使う理由

汚れたままのタオルを使い続けると、汚れを周りに広げてしまうので、折り返して常にきれいな面を使うことも大切です。

「最初にタオルを四角く畳むのは、折り返すごとにきれいな面でお掃除できるようにするためなのです。上手に使えば8~16面を活用できます。タオルをグシャグシャな状態で使うと、最初のひと拭きで汚れがタオルのあちこちに付いてしまい、きれいな部分が使いにくくなってしまいます。

お掃除のプロは、必ずタオルをきちんと畳み、折り返しながら使用しています。皆さんも取り入れてみてください」(尾崎さん)

花粉や黄砂、土埃などの汚れが気になる春。プロならではの裏ワザを参考に、ぜひ網戸掃除を実践してみましょう。

参考資料など

取材協力:おそうじ本舗 技術アドバイザー・尾崎真氏
画像提供:おそうじ本舗

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