エルニーニョ現象は夏にかけて継続 気象庁による監視速報
ウェザーニュース / 2019年4月11日 15時50分
気象庁は10日(水)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。
気象庁より
現在、太平洋の赤道域では東部の海面水温が平年より高く、エルニーニョ現象が発生していると見られます。今後もしばらくは水温の高い状態を維持する見込みで、夏にかけてエルニーニョ現象が継続する見込みです。
気象庁より
今後のエルニーニョ現象の発生確率は、5月までが90%、6~7月は80%、8月は70%となっています。過去、エルニーニョ現象が発生した時の夏の天候の特徴としては、北日本と西日本で気温が低い傾向があります。一方で、近年は夏の気温が高い傾向が続いており、極端な冷夏はあまり発生していません。
これらのことから、今年の夏は去年のような猛暑にはならず、全国的に平年並みとなりそうです。エルニーニョ現象の影響で太平洋高気圧の張り出しが弱く、湿った空気の流れ込むことがありますので、梅雨末期の大雨や、夏の激しい雷雨などに注意が必要になります。
エルニーニョ現象とは?
中立の状態(エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない)と比べ、東風(貿易風)が弱まることで「エルニーニョ現象」が発生します。
エルニーニョ現象 発生時の特徴
・東風が平常時よりも弱い
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
参考資料など
気象庁HPより
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