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ダウンジャケットの「しまい洗い」のコツ

ウェザーニュース / 2019年4月18日 6時20分

ウェザーニュース

「寒の戻り」も終わり、冬物の出番もなくなりそうです。そこで、ダウンジャケットの上手な「しまい洗い」について、お洗濯のプロに教えて頂きました。

「しまい洗い」はGWが終わるまでに!

しまい洗いとは、衣替えでシーズンオフの衣類をしまう前に、お洗濯をして汚れをしっかり落とすことをいいます。ダウンジャケットも収納前に、しまい洗いをする必要があるといいます。

「汗や皮脂汚れが残ってると、収納後、衣類を取り出した時に、黄ばみやニオイが発生していたり、食べこぼしなどの汚れがあると、保管中に虫食いの被害に合うことがあります。一度でも袖を通した衣類は、衣替えの前にしっかり汚れを落としてからしまうようにしましょう」と、ライオンお洗濯マイスターの大貫和泉さんはアドバイスします。

そして、大切なのはゴールデンウィークが終わるまでにしまい洗いを済ませることです。「衣類を食べる害虫がGW明けの時期から成虫になり、干している衣類に卵を産み落とす可能性があるからです」(大貫さん)

ダウンジャケットは洗濯機で手洗い!

家庭洗濯NGの洗濯表示

ダウンジャケットは、家庭で手洗いできるものがあります。必ず洗濯表示で確認してから行います。

「ダウンジャケットは洗濯機で洗うと、ダウンジャケットが水に浮き、汚れが十分に落ちないことがありますので、手洗いするのがポイントです。ライトダウンジャケットなら、洗濯桶を使って、サイズが大きなダウンジャケットは、洗濯機を大きな洗い桶として使うことで、上手に洗えます。

乾燥するときに羽毛が偏りやすいので、乾燥中に羽毛をほぐします。また、保管中にニオイやカビが発生するのを防ぐため、手に水分がつかなくなってから、さらに1日干すのがコツです」(大貫さん)

【前処理】
おしゃれ着用の洗剤を水4Lに対して10ml程度入れる。スポンジに洗剤液を含ませ、柔らかい側で汚れや、エリや袖口、ポケット口など汚れのつきやすい部分をたたき洗いする。

必ずスポンジの柔らかい部分で

【洗い】
洗濯桶、または洗濯槽に30℃以下の水を張り、おしゃれ着用洗剤を適量入れる。ダウンジャケットを浸して、手でやさしく40回ほど押し洗い。手で軽く絞る、もしくは30秒ほど脱水し、再び水をためて押し洗いですすぐ。これを2度繰り返す。最後に洗濯機で1分程度脱水する。

ダウンジャケットの表の布地は水を通しにくいため、脱水中に洗濯機が大きく揺れ、途中で止まってしまうことがあります。その場合には、洗濯機での脱水は止め、ダウンジャケットを手で押し絞り、さらにタオルドライして、できるだけ水分を取り除きましょう。

洗濯槽で押し洗いする

【乾燥】
羽毛が固まったまま乾かないよう、肩のあたりを持って、軽くふりさばく。形を整えてハンガーにかけ、風通しのよいところで2〜3日ほど陰干しする。途中、生地が乾いてきたら、両手ではさんで軽くたたき、羽毛をふんわりさせる。

冬の衣類のなかでも“大物”のダウンジャケット。長く愛用するためにも、しまい洗いですっきり次のシーズンを迎えたいものです。

参考資料など

取材協力・画像提供/ライオン

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