羽毛ふとんに圧縮袋はNG!? 正しい収納法を聞いた

ウェザーニュース / 2019年4月19日 6時20分

ウェザーニュース

東京でも朝晩の冷えもだいぶ和らいできて、そろそろ羽毛ふとんを薄手のものに換えどきです。ところで、「羽毛ふとんに圧縮袋は使ってはいけない」という説がありますが、本当なのでしょうか?

ウェザーニュースで羽毛ふとんのしまい方について独自調査を行ったところ、圧縮袋を使う人の割合は約3割(29%)でした(有効回答:5913人、実施:4月12〜13日)。

圧縮と湿気は羽毛によくない

ふとん圧縮袋は、かさばるふとんをコンパクトに収納できることから多くの人が用いる方法です。しかし、羽毛ふとんに詳しい西川株式会社の富下瞳さんによると、圧縮袋はオススメできないというのです。

「羽毛ふとんには、ダウンボールと呼ばれる羽根軸がなくたんぽぽの綿毛のようなダウンが使われています。これは胸のあたりにあるふわふわのダウンで、とても柔らかいものです。羽毛ふとんを圧縮すると、ダウンボールはしゅっとしぼんでしまい、干しても元のふっくらした状態まで戻ることは難しいです。また、ボリュームが減ると羽毛ふとんの暖かさが損なわれる要因となります」(富下さん)

もう1つよくないのは、圧縮袋の密閉性の高さだといいます。

「圧縮袋やビニール袋などに収納すると、通気性を確保できないので、湿気が溜まる原因となります。一番よいのは、購入時の専用の不織布の袋で収納することです。ない場合は、使い古しのシーツなどが利用できます。真ん中に羽毛ふとんを置いて、四方を結んでふろしき包みにします」(富下さん)

羽毛ふとんの正しい収納法

羽毛ふとんの保管期間は数ヵ月〜半年になるので、できるだけよい状態で保管したいものです。このとき湿気のコントロールが大切になってくるのです。

「羽毛ふとんは、人が寝ている間にかく汗や、室内の湿気を吸っています。収納前に1度天日干し、もしくは陰干しを行い、湿気を逃がすことが大切です。しまうときも、床に直接置くと結露しやすいので、すのこを敷きます。保管が長期になると、どうしても押し入れの湿気を吸ってしまうので、定期的に天日干しするとよいですね」(富下さん)

【収納のポイント】

(1)しまう前に天日干し、もしくは陰干し
お天気のよい日の10時〜15時の間に、片面約1時間ずつ計2時間干します。天日干しの場合は直射日光が当たると、側生地(がわきじ)が傷みやすくなるため、使い古したシーツやカバーをかけておきましょう。取り込むときに、ふとん叩きで叩くのはNGです。ほこりなどは、なでるように払います。

(2)つぶさず、通気性に注意
汚れ防止も兼ねて不織布の袋に入れるか、古シーツなどでくるみます。押し入れは、床にすのこを敷くと、通気性が確保されやすいです。防虫剤も入れると安心です。

(3)効果的な収納の順番
羽毛ふとんがつぶれないよう、敷きふとんなど重いものを下に置き、羽毛ふとんを一番上にしまいます。

(4)時々干すとよい
長期間保管する場合、1ヵ月に1度くらい天日干し、もしくは陰干しを行います。干し方は(1)と同様。

(5)シーズンになったら…
使用前には、1度天日干しをして、溜まった湿気を逃がします。寝る前には軽く振って、ダウンの片寄りがないように全体をなじませます。


大事な羽毛ふとんです。正しい方法でしまって、来シーズンも暖かく過ごせるようにしたいですね。

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