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東京など関東各地で雷・雹・ゲリラ豪雨 中央競馬は中止に

ウェザーニュース / 2019年5月4日 18時10分

ウェザーニュース

今日4日(土)の関東甲信地方は大気の状態が不安定になり、午後になって各地で激しい雷雨や雹に見舞われました。

上空5500m付近には-20℃以下という3月並みの寒気が流れ込んでいました。一方で午前中は晴れて強い日差しが照りつけ気温が上昇。地上と上空の気温差が40℃を超えると大気の状態が非常に不安定になると考えられており、今日はそれを大きく上回る気温差に達しました。

急速に雨雲が発達 広く雹など

関東付近には南東から湿った空気が流れ込んだことで雲が発生。大気の状態が非常に不安定だったため、急速に雨雲が発達したと見られます。最盛期には雲の高さが10000m前後まで発達。

積乱雲の周辺では、激しい上昇気流が起きていたことによる「乳房雲」が多く目撃されました。

また、この積乱雲の中で氷の塊が大きく成長し、溶けることなく地上まで落ちて雹となりました。

撮影:東京都国分寺市

雹、アラレの目撃情報は、東京や神奈川を始めとする関東甲信や静岡の広い範囲から届き、屋根や道路に積もった所も多く見られました。

雨も激しく、東京都の観測で多摩市で1時間に54mm、埼玉県の観測では狭山市で1時間に28mmを記録。一時的に道路冠水が発生するなど、生活に影響が出たところも。

府中市にある東京競馬場では、15時ころから雹に見舞われ、中央競馬の10レース以降が中止となっています。

激しい雷雨や雹のピークは過ぎ、夜にかけては収まっていく予想です。

明日5日(日)は上空の寒気が東に抜けるため大気の不安定な状態は解消。にわか雨や雷雨は山沿いに限定されます。

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