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週刊地震情報 2019.05.12 日向灘で地震相次ぐ

ウェザーニュース / 2019年5月12日 12時0分

ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は先週より増加、震度3以上の地震は5回発生しています。世界的にみると、M6以上の地震は2回発生しました。(5月6~11日の集計)

国内:日向灘で地震相次ぐ M6.3で震度5弱観測

この期間で発生した5回の震度3以上の地震のうち、4回は日向灘を震源とする地震でした。

10日(金)朝は立て続けに地震が発生し、8時48分頃にはM6.3の地震が起きました。宮崎市と都城市で震度5弱を観測、宮崎県や大分県、鹿児島県などの広い範囲で震度4の揺れを感じています。

日向灘を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは、2006年3月27日に発生したM5.5の地震以来、13年ぶりのことになります。

気象庁は地震のメカニズムは西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界付近で発生したと解析しています。日向灘で多く見られるパターンです。

また、11日(土)には10日(金)よりも100kmほど北を震源とするM4.9の地震が発生。宮崎県延岡市や高知県宿毛市などで震度4を観測しました。

日向灘では過去にM7を超えるような地震が頻発しており、最も最近では1984年8月7日にM7.1、その前は1968年4月1日「1968年日向灘地震」と呼ばれるにM7.5の地震が起きています。このときは津波が発生し、高知県や大分県で2m以上、宮崎県でも1mを超える津波を観測。被害も発生しています。

このように、日向灘で大きな地震が発生した場合は、津波を伴うことが多くありますので、しっかりと避難ルートを確認を行っておくようにしてください。

世界:今年3回目のM7超の地震 震源深く影響はなし

世界のM4.5以上の地震

この期間、アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は2回発生しています。

最も大きなものは7日(火)にパプアニューギニアで発生したM7.2の地震です。地震の規模は大きかったものの、震源の深さが約127kmと深かったため、揺れによる大きな被害は発生しませんでした。

今年に入り、M7を超える地震はこれで3回目です。いずれも震源の深さが100km以上の深発地震で、幸い被害にはつながっていません。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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