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梅雨どきのお肌の悩み「気圧くすみ」を解消するには?

ウェザーニュース / 2019年6月11日 6時40分

ウェザーニュース

梅雨どきはなぜか肌の色が悪くなり、光のせいかと思ってドレッサーをハイライトにしても肌はどんよりしたまま……こうした現象を「気圧くすみ」と言います。

梅雨前線に伴う低気圧が肌をくすませているのですが、低気圧がなぜ肌の色を悪くするのでしょうか。そして対策は?

低気圧の影響で血行が悪くなる!?

「空の雲が増えたり雨が降り出すのは低気圧が接近した兆候です。梅雨どきはこうした天候が続きますが、気圧が低くなると自律神経が乱れて体調を崩す人が少なくないのです」と語るのはウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生です。

「梅雨どきの肌のトラブルに『気圧くすみ』があります。気圧の影響で自律神経が乱れ、末梢血管が収縮して血行不良になり、肌がくすんで見えるのです。『気圧くすみ』とは、化粧品会社ポーラが名付けた現象で、低気圧が肌に及ぼす影響を調べた大規模調査で明らかになりました」

寝つきが悪くなる、顔や足がむくむ…

低気圧の影響は肌がくすむだけでなく、寝つきが悪くなる、貧血気味になる、顔や足がむくむ、頭痛がするといった症状を訴える人が増えることが知られています。

「いずれも気圧が下がって自律神経の働きが乱れたことによるものです。自律神経には、心臓をドキドキさせたり血管を収縮させる交感神経と、身体を休息モードにしたり血管を拡張させる副交感神経の2系統があります。2つの神経がバランスよく働いていれば問題はないのですが、このバランスが崩れるとさまざまな体の不調が現れるのです」(佐藤先生)

入浴やアロマで自律神経を整える

自律神経が乱れても自分の意思ではコントロールできません。どうしたらよいのでしょうか。

「『自律神経を整える』という言い方をしますが、自律神経が乱れるときは交感神経と副交感神経の一方が過剰に働いていることが多いので、過剰な働きを鎮めてやるのです。たとえば、39〜40℃のぬるめの湯に5〜10分ほど浸かると、副交感神経が優位になって交感神経の働きを鎮静させてくれます。『気圧くすみ』をはじめ、むくみや貧血気味など体調不良を解消するには有効です」(佐藤先生)

ほかにも、深い呼吸を10回ほど繰り返す呼吸法、好きな香りをかぐアロマ法も梅雨どきの体調不良を改善することが知られています。うっとうしい梅雨がしばらく続きますが、自律神経を整えて乗り切ってください。

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