意外と知られていない、七夕の[行事食]とは

ウェザーニュース / 2019年7月7日 5時0分

ウェザーニュース

7月7日は「七夕」です。

七夕は桃の節句や端午の節句と同じ五節句の一つ。この五節句にはそれぞれ行事食というものがあり、ひな祭りにはあられ、こどもの日には柏餅やちまきなどが食べられています。

では、七夕の節句の行事食は何かご存知ですか?

実は「そうめん」なんです。

七夕にそうめん 1割未満

ウェザーニュースでは、「七夕にそうめんを食べる習慣があるか」について、アプリのユーザーの皆さんに聞いてみました。
(2019年7月3日〜4日 8862人回答)

集計の結果、食べる習慣があると回答したのはわずか3%。習慣はないが知っているをあわせても、全国6%という結果になりました。
いかに、認知度が低い行事食であるかが分かりますね。

習慣を知っている人の割合を都道府県ごとにみても、10%を超えているのは長崎や熊本などわずか5県にとどまっていることが分かりました。

全国レベルで、知られていないようですね。

そうめんを食べるようになった由来

七夕にそうめんを食べるようになったのは、中国のある伝説に基づいているという説があります。

とある昔、7月7日に亡くなった皇帝の子どもが、たたりとなって町全体に病気を流行らせました。
この事態を解決すべく、その子どもが好物だった索餅(さくべい)を供えました。

※索餅とは、縄のように編んだ小麦のお菓子。

すると怒りは鎮まり、町にも平穏な日々が戻りました。
ここから、7月7日に索餅を食べると1年間病気をせずに暮らせるということで、七夕の行事食になりました。

索餅や七夕自体は、古くから日本に伝わっていたようですが、広まったのは平安時代の頃。
宮中行事として七夕を行い、中国にならって七夕に索餅を供えたそうです。

この索餅、実はそうめんの原型ではないかと言われています。小麦を練って縄状にしたものが後にそうめんとなり、そうめんが七夕に食べるものへと変わったようです。

そうめんで無病息災を願う

梅雨空が続き、ジメジメ・ムシムシとした日が続いていますね。そうめんは食欲が減退するこの時期にぴったり!
今年の七夕は短冊でお願いごとを書くだけでなく、そうめんを食べて無病息災を願ってみてはいかがでしょうか。

参考資料など

【参照・参考元】
京都地主神社「みんなで七夕祭り!料理編」http://www.jishujinja.or.jp/tanabata/p_recipe/recipe04.html
全国乾麺協同組合連合会「七夕は「そうめんの日」7/7に願いをこめて」http://www.kanmen.com/
市毛弘子「近世を中心として 索餅の起源と用いられ方, および索餅から索麺への変遷過程 (第2報)」『家政学雑誌』Vol. 37 (1986) No. 6 P 465-473

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