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台風5号 長崎県五島市で50年に一度の記録的な大雨 災害に厳重警戒

ウェザーニュース / 2019年7月20日 0時15分

ウェザーニュース

長崎県五島市では、7月19日(金)夜遅くになり台風5号の外側の雨雲「アウターバンド」がかかり、猛烈な雨が降っています。

長崎地方気象台は20日(土)0時03分に、「五島市では、50年に一度の記録的な大雨となっているところがある」と発表しました。浸水や土砂災害等に警戒してください。

北に動く雨雲がかかり続ける

長崎県が設置した雨量計では、0時10分までの1時間に96mmの猛烈な雨が観測されました。

南北に連なる雨雲の帯は北へ動いていて、南から次々に活発な雨雲が流れ込んでいる状況です。五島列島では20日(土)いっぱいはこのような雨雲が流れ込みやすい状況が続くおそれがあるため、断続的に激しい雨が降る見込みです。

低地の浸水や河川の増水・氾濫、地盤が緩むことでの土砂災害等に厳重に警戒してください。

「50年に一度の記録的な大雨」とは

過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとに、全国を5km四方に区切った地域ごとに、50年に一度程度しか発生しないような大雨が観測・解析されたときに、気象庁が発表する情報です。

その発表基準は、過去のデータをもとに「この規模の大雨は、平均すると◯年に一度の確率で起こる」というものを統計学的に算出した“確率降水量”をもとにして、全国を5km四方に区切った地域ごとに、算出されています。

この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながる猛烈な雨が降っていることを意味しています。危険な状況が迫っているおそれがあるので、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、早めの避難を心がけてください。

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