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週刊地震情報 2019.07.27 千葉県東方沖でM5.1の地震

ウェザーニュース / 2019年7月28日 13時0分

ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は前週よりもやや多い水準です。震度3以上の地震の発生は2回発生しています。(7月22~27日の集計)

国内:千葉県東方沖でM5.1の地震

国内で震度1以上を観測した地震の回数

25日(木)7時14分頃、千葉県東方沖を震源とするM5.1(速報値はM5.3)の地震が発生しました。この地震により千葉県館山市や鴨川市などで震度3の揺れを観測しています。千葉県東方沖を震源とするM5以上の地震は1月29日以来です。

また、この地震は2018年7月7日に発生したM6.0、最大震度5弱の地震と震源がほぼ同じでした。西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型の地震と見られます。

2011年の東日本大震災以降、千葉県東方沖を震源として震度5弱以上を観測した地震は5回発生しています。震源が陸地から近いため、M6前後でも強い揺れを伴います。1923年にM6.9、1987年にM6.7の地震が発生したこともあり、関東周辺の要注意エリアのひとつです。

28日(日)未明に関東、東北でやや強い揺れ

28日(日)3時31分に三重県南東沖を震源とするM6.5の地震が発生。深さが約420kmと非常に深い「深発地震」だったため、地震波が伝わりやすい太平洋プレートに近い関東から東北で揺れが強まりました。

「異常震域」と呼ばれるパターンで、最も強い揺れを観測した宮城県丸森町は震央から600km以上も離れています。

世界:フィリピンの北で地震相次ぎ被害も

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は2回発生しています。

そのうちの一つが、27日(土)にフィリピン・ルソン島の北にある、イトバヤット島付近で発生したM6.0の地震です。この付近ではM5以上の地震が相次ぎ、27日(土)だけで4回起きています。早朝に発生したM5.4の地震は震源が島の直下だったため強い揺れを伴って家屋などが倒壊、複数の方が亡くなりました。

この領域はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界に当たり、フィリピンや台湾と同様に地震が多いエリアです。1970年には今回の震源の近くでM6.0、少し南の海域では2000年にM6.4の地震が発生した記録があります。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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