朝の容花・アサガオは「日没」のタイミングが重要だった

ウェザーニュース / 2019年7月31日 6時15分

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馴染み深い夏の花の代表格・アサガオ。

小学生くらいの頃、夏休み前にアサガオを育てた記憶がある方も多いのではないでしょうか。

アサガオはその名前から必ず朝に咲く花だと思いがちですが、実は時期によって咲くタイミングが違うんですよ!

アサガオの花は時間をかけて開花しますが、完全に開くのは7月では日の出後の十分に明るくなったころです。
ただ、8月は夜明けにあわせて、9月は夜が明ける前のまだ暗いころになります。
このように、明るくなるから花を咲かせる、というわけではないのです。

では、なぜこのような違いが出てくるのでしょうか。

アサガオの花の咲く時間を決めているものは、朝日がさす「日の出」ではなく、なんと夜の始まりである「日没」なんです。

アサガオは日没から10時間後に開花します。

そのため、夏至に近く日没が遅い時期ほどアサガオの開花するタイミングが遅く、また冬至に近づき日没が早まる時期ほどアサガオが開花するタイミングも早くなっていくのです。

具体的に東京の時間を見ていきましょう。

7月は、おおよそ夜7時に日没を迎えるので開花は早朝の5時頃になります。
日の出から20分くらい過ぎているので、十分に明るいころです。

しかし、9月は日没が夜6時前なので開花は午前4時前となり、日の出はその1時間以上後になるので、そのころはまだ真っ暗な時間帯です。

このように、日没が早まっていくことと日の出が遅くなっていくことで、アサガオの開花が朝から徐々に深夜へと移り変わるのです。

朝顔の名前の由来を調べてみると、諸説ありますが、「早朝から咲くから『朝の顔』」ではなく、「早朝には咲いて昼には萎んでしまうことから、朝の美人の顔に例えた 『朝の容花(かおばな)』」という説が一般的のよう。
なるほど、納得ですね。

これから夏休みにアサガオを観察される方は、その開花時間についても調査してみるのもいいかもしれませんね。
ただし、早起きする必要がありますが。

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