今が旬のホヤ 夏バテ解消にピッタリ

ウェザーニュース / 2019年9月1日 5時0分

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真夏の厳しい暑さは落ち着きましたが、まだまだ残暑が続きそうです。

夏バテが気になる今、意外な食べ物に効果が期待できることを知っていますか。その食べ物とは、見た目から「海のパイナップル」ともいわれる「ホヤ」。5月〜今ぐらいの時期が食べ頃の食材です。

現代人に不足がちなビタミン、ミネラルが豊富

なじみのない人もいるかもしれませんが、ホヤは栄養の宝庫でもあります。

ホヤには、鉄や亜鉛、カリウムなどのミネラル、ビタミンB12やビタミンE、葉酸(ビタミンB群の一種)などのビタミン、タウリンやグリコーゲンなどのアミノ酸が豊富に含まれています。さらに、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった脂肪酸、脂質の一種のプラズマローゲンも多く含んでいます。

これらはいずれも、人にとって、とても大切な栄養素です。とりわけ今の日本人に不足しがちな栄養素が多いことに気がつくでしょう。しかも、低カロリーで低コレステロール。この点も、現代人にはうれしいですね。

お酒を飲む人や加工食品をよく食べる人にもおすすめ!

夏バテの予防や解消には、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンC、ミネラルなどの摂取が効果的です。

上記のとおり、ホヤには各種ミネラルやビタミン類が豊富に含まれています。ということは、夏バテにも期待できる食材といえるでしょう。

熱中症の予防には、カリウムも欠かせません。カリウムは体内の水分保持に必要な栄養素で、カリウムが不足すると、脱水症状を引き起こす可能性があります。

夏はビールが進む季節でもありますね。暑くて面倒になって、カップ麺などの手軽な加工食品で食事をすます人も多そうです。しかし、アルコールや加工食品は亜鉛の排泄を促すため、これらをとりすぎると、体内の亜鉛が不足してしまいます。

亜鉛が不足すると、味覚異常や肌荒れ、抜け毛が起きたり、免疫力が低下したり、精神的に不安的になったりします。お酒を飲む人や加工食品を多く食べる人にも、亜鉛が豊富に含まれているホヤはおすすめです。

初心者にはむき身がおすすめ。殻付きをさばくのも簡単!

ホヤのさばき方がわからない、という人もいるでしょう。そういう人には、むき身のホヤを購入することをおすすめします。簡単手間いらずで、そのまま食べることができます。

しかし、そもそもホヤをさばくのは、難しくありません。魚のように、うろこを取ったり、3枚におろしたりする必要もなく、慣れると、簡単にできるようになります。

さばき方に、これといった正解があるわけでなく、ポイントは「糞(ふん)をしっかり取り除くこと」です。上の写真を参考にして、水を使って、糞を取り除いてください。

天ぷらやアヒージョも絶品!

ホヤって、どうやって食べたらいいの? と思う人もいるかもしれません。

オーソドックスな食べ方は、お刺身と酢の物。ワカメやキュウリ、ウドなどを添えて、冷酒のお供にすると、なんとも贅沢な晩酌になります。

しかし、ホヤの楽しみ方はそれだけでありません。

ほやほや学会の会長・田山圭子さんは「ホヤのしそ巻き天ぷら」「ホヤのトマト煮」「ホヤのアヒージョ」などもすすめます。ホヤは油と相性がよく、天ぷらやアヒージョ(ニンニクを入れたオリーブオイル煮)にしても、とてもおいしいのです。

田山さんは「タバスコも、とっても合いますよ」と、ホヤに少量のタバスコをかけて食べることもすすめます。

日本酒だけでなく、調理の仕方によっては、ビールやワイン、焼酎ともよく合うし、ご飯のおかずにも適しています。

今が旬のホヤ。栄養豊富で、ヘルシーなホヤ。夏バテや熱中症対策の強い味方になるホヤ。夏を元気に乗り切るためにも、ホヤ料理を楽しんでみませんか。

参考資料など

取材協力/ほやほや学会会長・田山圭子さん
参考資料/ほやほや学会HP(https://hoya-hoya.com/)、みなと新聞(https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/81526)、『あたらしい栄養事典』(監修 田中明・蒲池桂子、日本文芸社)、『もっとキレイに、ずーっと健康 栄養図鑑と食べ方テク』(監修 中村丁次、朝日新聞出版)

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