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冷房病に効く薬草風呂5選

ウェザーニュース / 2019年9月11日 5時20分

ウェザーニュース

朝晩は次第に秋の気配がただよう季節になりました。夏場の冷房の影響による冷えは秋口になって不調をもたらすことがあります。

また、身体が冷えたことで免疫が落ち、秋から冬にかけて感染症にかかりやすくなるといいます。夏の間、シャワーですませていた人も、薬草風呂で身体を温めてあげてはどうでしょうか。源保堂鍼灸院の瀬戸佳子先生(国際中医薬膳師)が、冷房病に効く5つの薬草風呂を紹介します。

(1)シソ

漢字で「紫蘇」と書くシソの葉には、古来「蘇らせる(よみがえらせる)」効果があるとされ、うつ状態を改善する漢方に重宝されてきました。香りには気の巡りを良くして、リラックスする作用があり、就寝前の入浴がおススメです。

使うシソの葉は、赤ジソでも青ジソでもかまいません。ただし、長く煮出したり、古かったり、香りが飛んでいると効果が薄くなります。

(2)ヨモギ

ヨモギは漢方で艾葉(がいよう)と言い、お灸の原料になります。冷え性や女性の不調に効くとして韓国の「ヨモギ蒸し」が大流行しました。気血の通りを良くし、体を温めてくれるので、冷え性の方におススメです。

季節の移り変わりの体調不良にピッタリです。生の葉が手に入れば、香りの効果がより期待できます。まれにキクアレルギーの人がいますが、その場合は避けてください。

(3)ドクダミ

ドクダミは和名で「十薬」「重薬」(どちらも「じゅうやく」)と呼ばれ、江戸時代に貝原益軒が書いた『大和本草』には、「十種の薬の能ありて十薬となす」とあります。東洋医学でドクダミは名前の通り「毒を出す」、つまり利尿や腫れをとるなどの作用があるとされます。

入浴効果は、血の巡りをよくし、抗菌・排毒効果によってにきび・吹き出物などの肌荒れ対策になります。体の巡りをよくするので便秘・冷え性・生理不順などにも効果があります。

(4)カモミール(カミツレ)

ハーブティーやアロマに使われるカモミールも薬草風呂に使うことができます。入浴効果としては、体を温め発汗させる作用があるので、冷え性だけでなく風邪の初期にも効果的です。また、湿疹や肌荒れ、乾燥などにも効き、肌を潤わせてくれます。カモミールの香りには安眠効果があるのでイライラで眠れないときにも試してみてください。

香りの成分が重要なので、香りが飛んでしまっていると効果が薄くなります。やはり、カモミールはキク科なので、キクアレルギーの人はご注意ください。

(5)イチジク

身体を温めて血行を促進するので、美肌効果やイボ取り、痔を改善する効果があります。入浴に使うときは、葉や枝だけでなく、干しイチジクも使うと良いでしょう。ただし切り傷がある場合は、ただれることがあるので避けてください。

これらの薬草は、漢方薬局で乾燥葉として売っているものやアロマオイルでも代用できます。また、肌が荒れているときはかぶれることがあります。傷があるときには薬草風呂は避けてください。

お風呂に入る時間がないときは、薬湯で足湯、手浴、蒸しタオルで身体を拭くだけでも気持ちを和らげてくれます。ぜひ試してみてください。

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