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目の紫外線対策に有効 シーン別サングラス選びのポイント

ウェザーニュース / 2019年9月19日 11時10分

ウェザーニュース

1年のうち、最も紫外線量が多いとされる8月は過ぎましたが、9月もまだまだ紫外線は降り注いでいます。

この先もしばらくは残暑が続き、晴れる日も多くなりそうです。

今回は、紫外線対策に役立つサングラスの選び方をご紹介します。使用シーンによって適したレンズの色を選ぶことが大切です。

目の紫外線対策はなぜ必要?

紫外線は、目に限っても、紫外線角膜炎(雪目)のほか、白内障や翼状片(よくじょうへん)などの病気に影響するとされています。

日差しが多少和らいだからといって、紫外線対策を怠ってはいけません。

使うシーンで、レンズの色を選ぶ

サングラス選びでは、何に気をつけたらいいのでしょうか。

「レンズの色は、ものの見え方に影響します。サングラスを使用するシーンに合わせてカラーを選ぶと良いでしょう」(セイコーアイウェア統合企画部・富山正憲さん)

【ブラウン系】青系の光(短波長領域)を吸収。コントラストが強くなり遠景のもやをすっきりさせる。
→ゴルフ、ウインタースポーツ、ドライブなど

【ブルー系】暖色系の光(中波長から長波長領域)を吸収。昼間の太陽光などのまぶしさを軽減する
→日差しの強い昼間など

【グリーン系】青・赤系の光を吸収。コントラストがソフトになり、目が疲れにくくなる。
→フィッシング・ジョギングなど

【イエロー系】夕方など視界が悪いときに、コントラストを高める。
→ウインタースポーツ、テニスなど

【オレンジ系】視界を明るくする効果があり、曇りや雨の日に良い。
→アウトドア、スキーなど

【グレイ系】太陽光を均一に吸収。まぶしさを軽減しつつ、自然な色で景色を見ることができる。
→マリンスポーツなど

「色が濃い=紫外線防止効果」ではない!

注意したいのが、レンズの色が濃くても紫外線カット率が高いとは限らないことです。

「濃い色は、強い太陽の光のまぶしさを軽減するためのものです。レンズの色が濃いと瞳孔が開き、より多くの光を目に取り込もうとします。そのため、紫外線もより多く取り込んでしまいます。紫外線対策には、サングラスにおいても紫外線カット加工が施されたレンズを選ぶことが大切です。サングラスとして販売されているものには表示タグが付いており、紫外線カット率が書かれていますので参考にしてみてください」(富山さん)

また、自分の顔にフィットしたデザインのサングラスを選ぶことも重要です。紫外線は散乱しやすい性質があるため、地面や建物の照り返しの影響が無視できません。レンズと顔の間に隙間が多いと、上下、左右から紫外線が入ってしまいます。

サングラスは1年中使って良い!

近年は、紫外線カット効果のある眼鏡が人気となっていますが、サングラスはまぶしさも和らげることで、目の疲れを軽減できます。

「日本ではまだ苦手意識を持つ人も多いですが、色や濃さ、デザインなどが豊富になっており、季節を問わず使いやすいものが選べます。ホコリや花粉など、目に有害なものが入るのも防ぎます。ぜひ、ご自分にあったものを探してみてください」(富山さん)

参考資料など

「紫外線環境保健マニュアル2015」(環境省)
取材協力:セイコーアイウェア

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