1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

9月は竜巻が圧倒的に多い時期 その理由とは?

ウェザーニュース / 2019年9月25日 5時0分

ウェザーニュース

夏から秋にかけては台風シーズンと言われますが、この時期に気をつけなければならないのは台風だけではありません。
先日も、台風17号接近中の宮崎県で竜巻と見られる突風が発生し、鉄塔が倒れるなどの被害が発生しています。

実は気象庁のデータを見ると、竜巻が最も発生しているのは9月。他の月と比べると圧倒的に多いんです。

竜巻発生の仕組みは?

竜巻は、風の中の渦が、強い上昇・下降気流で引き伸ばされることで発生します。

<竜巻発生のメカニズム>
図の一番左側のように、風速に差がある場合は渦が発生します。
(風の流れに直行する向きに棒を置くとクルッと回転するイメージ)
このような渦が、積乱雲の中の強い上昇気流(もしくは下降気流)で引き伸ばされると、竜巻になります。

台風の進行方向右側は特に注意


台風が北上する時、その進行方向の右手側は竜巻発生のリスクが高いエリア。特に台風の中心付近から約100km〜600kmのエリアで竜巻が多発しています。
これは台風から少し離れた場所の方が上空と下層の風向・風速が違うため竜巻の要因となる渦が発生しやすいためです。台風は積乱雲が集まってできているため、渦を伸ばす上昇気流・下降気流も多数存在しています。このため、台風の接近・上陸が多い9月は竜巻の発生数が最も多い時期となっているのです。

参考資料など

NHK そなえる防災(第9回「台風と竜巻の関係」):http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20140511.html
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください