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台風18号は大型で強い勢力に 今夜、沖縄・先島諸島に最接近へ

ウェザーニュース / 2019年9月30日 16時25分

ウェザーニュース

30日(月)16時現在、台風18号(ミートク)は大型で強い勢力となり、沖縄・先島諸島の南を北上。八重山地方の一部が暴風域に入りました。

このあとも発達を続けながら北上し、今夜には沖縄の与那国島の西を通過する予想です。先島諸島は台風の進路の右側に入り、暴風雨に見舞われるおそれがあります。その後は進路を北東に変えて朝鮮半島から日本海へ進む予想です。今後の情報に注意してください。

▼台風18号 9月30日(月)16時推定
 存在地域   与那国島の南約160km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   強い
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

先島諸島は明朝にかけて暴風雨に警戒

志多阿原(波照間島)では15時過ぎに36.0m/sの最大瞬間風速を観測するなど、すでに雨や風が強まっています。

今後、予想される風の強さは石垣島など八重山地方で瞬間的には60m/s近くになり、飛来物や停電に警戒が必要です。できるだけ、不要不急の外出は控えてください。

また、台風周辺の活発な雨雲がかかるため、八重山地方ではこの後も雨が降りやすく、断続的に激しい雨が降る見込みです。局地的には1時間に80mm以上の猛烈な雨が降り、明日昼にかけての雨量が多い所で200〜250mmの大雨になるおそれがあります。

低い土地の浸水や道路冠水、河川の増水などに警戒が必要です。

波の高さも10mを超える猛烈なしけが予想されています。また、この数日は大潮で、満潮時には平常時よりも海面が高くなります。さらに、夏から秋は海水温が高いため年間でも潮位が高い時期になるので、満潮の時間帯を中心に潮位がかなり上昇することが予想されます。南西諸島では高潮にも十分警戒してください。

沖縄通過後は朝鮮半島から日本海へ

沖縄を通過後は、中国大陸の沿岸を北上、徐々に勢力を弱めながら次第に進路を東よりに変え、2日(水)夜から3日(木)午前に朝鮮半島上陸、その後は日本海に進み、温帯低気圧に変わる見込みです。

前回の台風17号よりも西寄りのコースを進んでいるため、九州では前回ほどの荒れた天気にはならないと見ています。

ただし、西日本の日本海側では沿岸部を中心に強風や突風のおそれがあり、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、西日本では太平洋側でも局地的に強い雨が降るリスクがあります。
常に最新の気象情報を確認するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風18号の名前「ミートク(Mitag)」は、ミクロネシアが提案した名称で、ヤップ語の女性の名前(「私の目」という意味)が由来です。

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