台風19号 丸3日以上、猛烈な勢力を維持 危険なうねりが襲来
ウェザーニュース / 2019年10月10日 11時50分
台風19号が日本の南の海上を北上しています。台風は7日(月)18時に猛烈な勢力まで発達し、気象庁は少なくとも今日10日(木)21時までは継続すると予想しているため、丸3日以上、猛烈な勢力を維持することになります。
このため、台風の周辺では10mを大きく超える高波が発生し、うねりとなって日本列島に伝わってきました。
各地の波高&周期
西日本、東日本の太平洋側はすでに波の高さが3m前後と高く、国土交通省港湾局によると、10日(木)11時の波高は高知県高知港で2.16m、静岡県御前崎港で2.33mを観測しています。
また、周期を見ると12~15秒程度と、5秒前後の通常の波に比べて極端に長いことがわかります。
この周期の長さはうねりの特徴です。
うねりとは?
うねりは離れた場所の発達した風浪が、余波となって伝わって来た波のことです。遠くから伝わってくるので、波長が一定で長く丸みを帯びた波になります。見た目で気づきにくく、崩れにくい波になります。
見た目で気づきにくいうねりが、陸近くの浅い海域に達すると、豹変することがあります。
危険なうねり、高波に警戒を
海底の摩擦の影響で、うねりの前方にブレーキがかかり、うねりの後方が追いついて波長が短くなる一方、波が急激に高まるのです。海底が浅くなるほど、高まりが傾向が強くなって、波頭が崩れて覆いかぶさるように岸に打ち寄せます。
波やうねりは台風が遠いうちから影響が出始め、台風が離れた後も最後まで残ります。マリンレジャーは避けるとともに、護岸施設への影響が心配されますので、警戒が必要です。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
この記事に関連するニュース
-
中韓「領海広げて」に言い返すための仕事って!? 海保の最新鋭「測量船」は何するフネなのか 間もなく一般公開
乗りものニュース / 2024年4月9日 9時42分
-
「厳島の戦い」毛利元就の"気象を読む力"のすごさ 城好き人気気象キャスターが語る「城と名将」
東洋経済オンライン / 2024年3月29日 18時0分
-
ヨーロッパにストームNelson接近 フランスなどで暴風、高波に
ウェザーニュース / 2024年3月28日 11時0分
-
世界唯一の救難飛行艇「US-2」パイロットの職人芸&“オンリーワンの仕組み”を見た! 問われるお値段「F-35の2倍」
乗りものニュース / 2024年3月27日 9時42分
-
「最後はカンと経験」世界唯一の救難飛行艇「US-2」の訓練とは 密着取材で見えた実力
乗りものニュース / 2024年3月21日 9時42分
ランキング
-
1「原稿がイメージと違った」 読売新聞主任が紅麹関連記事の談話を捏造、処分へ
産経ニュース / 2024年4月17日 20時41分
-
2愛媛県、高知県で最大震度6弱の強い地震 愛媛県・愛南町、高知県・宿毛市
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月17日 23時19分
-
3十数秒の横揺れ、地鳴り 道路に水、建物ガラス割れ
共同通信 / 2024年4月18日 0時40分
-
4「ママチャリの人」個人情報拡散に元刑事・佐々木成三氏が警鐘 ネットで「私刑」認めるべき行為ではない
よろず~ニュース / 2024年4月17日 19時10分
-
5愛媛と高知で震度6弱、複数けが 南海トラフ可能性高まらず
共同通信 / 2024年4月18日 10時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください