関東など明日は終日計画運休実施　台風19号による電車・高速道路・飛行機への影響

ウェザーニュース / 2019年10月11日 13時7分

ウェザーニュース

大型で非常に強い台風19号は、現在日本に向かって北上中です。
今週末の三連休に東海・関東に直撃する予想で、交通機関に大きな影響をもたらすおそれが出てきています。

ウェザーニュース交通気象センター発表の、気象による鉄道・高速道路・航空の各交通機関への影響をお伝えします。

＜鉄道＞明日、東海道新幹線は東京ー名古屋間終日運休

鉄道への影響予測

鉄道は、11日(金)夜〜14日(月)午前に影響が出る予想となっています。

台風の影響で雨風が強まり、広い範囲で運転見合わせとなる可能性があります。

特に雨風のピークとなる12日(土)〜13日(日)午前に、首都圏や静岡県などの東海地方を中心に広い範囲で運転を見合わせる可能性があります。

JR東日本は、昨日10日(木)に「台風19号の影響により、10月12日(土)から13日(日)にかけて、在来線および新幹線で列車の運転を取りやめる可能性があります。」(10月10日(木)16:33時点)　との発表をしています。

JR東海によりますと、今日11日(金)に「台風の進路が西寄りになり、12日(土)朝から東海道新幹線管内が暴風域に入る予報となったことを踏まえ、時間帯を繰り上げて計画運休を実施することといたします。」と発表し、東京駅～名古屋駅間では終日運行を取りやめることを公表しました。(2019/10/11 11:06時点)

JR西日本によりますと、今日11日(金)に「台風１９号の接近に伴い、明日（10月12日)、山陽新幹線では新大阪駅～岡山駅間の運転を取り止めます。」と発表しました。(10月11日(金)11:30時点)

九州新幹線は、台風による影響が出る可能性は少ないことから、運行に乱れが出る可能性がないと予想されています。

随時最新情報をご確認いただき、影響が出る路線を使用する方は時間の変更などを検討してください。

また、時間には余裕を持って行動すると安心です。

＜高速道路＞東名高速道路など既に一部通行止め

高速道路への影響予測

高速道路も、11日(金)夜〜13日(日)に各地で影響が懸念されます。

特に影響を受ける地域が関東エリアで、台風の影響で雨・風が強まり、12日(土)〜13日(月)午前に速度規制や一部区間で通行止めとなる予想です。

九州エリアや沖縄エリアの高速道路に関しては、台風による影響が出る可能性は今のところないと予想されています。

また、接近前から既に台風19号の影響を考慮し、NEXCO中日本は、「西湘バイパス西湘二宮IC～早川IC(下り)（無料区間：大磯東IC～西湘二宮ICも同時に通行止め）で通行止めをおこなっております。」(10月10日(木) 14時時点)と発表しました。さらに、「東名高速道路富士IC～清水JCT(下り)もで通行止めをおこなっております。」(10月11日(金)10時発表時点)と発表しました。

高速道路を利用する予定がある場合は、最新情報をこまめにご確認ください。

＜航空＞明日、成田・羽田発着便は欠航が相次ぐ

航空への影響予測

航空は、12日(土)〜13日(日)に各地で影響が懸念されます。

関東エリアに位置する成田国際空港、羽田空港や東海エリアに位置する中部国際空港、近畿エリアの関西国際空港などでは、特に12日(土)を中心に台風による影響で欠航となる可能性があります。

全日本空輸によると、「10月12日(土)に東京羽田・東京成田空港を発着する国内運航便は、全便の欠航が決定いたしました。また10月12日(土)に名古屋中部・大阪関西空港を発着する国内運航便は一部の便を除き欠航が決定いたしました。」と発表しました。(日本時間 2019年10月11日(金) 9:30時点)

その他、各航空会社からも運航のお知らせがでており、大きな影響が出る予想です。

九州地方や南西諸島に関しては、今のところ運行に影響は出ないと予想されています。

お出かけを予定している場合は、各航空会社の最新情報をこまめにご確認ください。