10代のスマホ使用時間は2時間強 「スマホ老眼」に要注意

ウェザーニュース / 2019年10月13日 4時0分

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朝晩が寒くなり、日ごとに夕暮れも早くなってきました。そんな秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか。ひと昔前なら読書に励む季節ですが、最近はパソコンやスマートフォンなどで夜更かしする人が多いようです。

総務省の「情報通信白書」によると、スマートフォンでインターネットを1日に利用する時間は、10代で143分、20代で129分、30代で72分になります(2016年調査)。スマホの長時間使用で心配されるのが「スマホ老眼」です。どうしたら防げるのでしょうか。

目に負担が大きいスマホで眼精疲労

「電子機器のディスプレイは印刷物より目を酷使します。その結果が眼精疲労で、物を見ているだけで目の痛みや疲れを感じたり、充血やかすみ目になるほか、肩や首のこり、頭痛など全身症状もあらわれます」と言うのは、横浜相原病院(神奈川県横浜市)の吉田勝明院長です。

とりわけ目に負担が大きいのがスマホによるインターネット利用です。画面や文字が小さい、20〜30cmの近距離で見る、目に入ってくる情報量が多いなどがその理由です。

長時間使用でピント調節機能が低下

「目は毛様体筋を縮めたり緩めたりして、レンズの役割をする水晶体の厚さを加減してピントを合わせています。しかし、スマホを長時間使用し続けると、毛様体筋は縮みっぱなしになります。遠くを見るときも毛様体筋はなかなか緩まず、ピントが合わずにボンヤリと見えます。これがスマホ老眼と呼ばれる症状です」(吉田院長)

老眼はピント調節機能が低下して手元の物が見づらくなることです。一方、スマホ老眼は近くにピントが合って遠くがボンヤリする近視症状ですが、ピント調節機能が低下することは同じです。

15分に1度は遠くを見る

「体の疲労回復に休養と栄養が必要なように、目を酷使したらまず目を休ませることです。具体的には、10〜15分ごとにスマホから目を離して10秒ほど遠くを見るのです。私が産業医を務めている会社では、パソコン作業中には定期的に窓から外を眺めることを社員に啓発しています」(吉田院長)

目を休めずにスマホを長時間使い続けていると、ピント調節機能が回復せず近くにピントが合う近視が固定されます。近視はメガネで矯正できますが、スマホで目を酷使すれば近視が進行する一方です。さらに眼精疲労で目の痛みや疲れ、充血やかすみ目、肩や首のこりなど全身症状もあらわれます。

目の疲労回復に効果がある食べ物

「目の疲労回復に必要な栄養は、網膜細胞を保護するビタミンA、視神経の働きを強化するB1、抗酸化作用で老化を防ぐCなどです。ビタミン入りの点眼薬も効果的ですが、食べ物では豚肉、ホウレン草、ブロッコリー、サンマ、イワシ、ウナギ、牛乳、納豆などをおすすめします。目の疲労を回復してくれるアントシアンを含むブルーベリーもよいでしょう」(吉田院長)

スマホの画面から目を上げて遠くを見ると一瞬ボンヤリする、夕方になると目の疲れや痛みを感じるという人は立派なスマホ老眼です。目を定期的に休ませる習慣をつけて、悪化を防いでください。

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