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明日、台風21号は小笠原諸島を直撃へ 関東・被災地は別要因の雨

ウェザーニュース / 2019年10月23日 17時5分

ウェザーニュース

10月23日(水)15時現在、非常に強い勢力の台風21号(ブアローイ)は小笠原諸島の近海を北北西に進んでいます。

小笠原諸島では今夜から風が強まり始め、明日24日(木)は猛烈な雨風に厳重な警戒が必要です。

被災地を含む西日本や東日本では、同じタイミングで通過する別の低気圧の影響で大雨となるおそれがあります。

小笠原は猛烈な暴風雨に厳重警戒

▼台風21号 10月23日(水)15時
 存在地域   小笠原近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北北西 25 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s


台風21号は非常に強い勢力を保ったまま北上、24日(木)3時には父島の南南西約220kmの海上に達し、その時点の中心付近の最大風速は45m/s、最大瞬間風速は65m/sと予想されています。

父島には明日24日(木)の昼前後に最も近づく見込みで、明日は父島でこれまでの最大瞬間風速の記録59.7m/s(1986年台風17号接近時)を上回る暴風が吹くおそれがあります。また、台風中心付近にある非常に発達した雨雲が小笠原諸島にかかって非常に激しい雨をもたらし、周辺の海では10mを超える猛烈なしけとなるので厳重な警戒が必要です。

今夜から風が強まり、明日は暴風や激しい雨、猛烈なしけ、高潮のおそれもあります。できるだけ外に出ないようにしてください。

本州は別の低気圧の影響で強雨に

雨の予想 25日(金)14時

台風21号は小笠原諸島近海を通過後、日本の東の海上を北上する予想です。直接、本州に台風本体の雲がかかり暴風雨をもたらすことは考えにくいですが、高波と強い風の影響は受けそうです。

また、25日(金)頃は台風とは別の低気圧が本州の南岸を東に進む見込みで、西日本から東日本、東北では雨が予想されています。 特に25日(金)〜26日(土)早朝にかけて台風15号や台風19号の被災地で雨となり、復旧作業に支障が出る可能性があります。

一時的に雨が強まることが予想されているため、道路冠水や河川増水、新たな土砂災害の発生などに警戒が必要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風21号の名前「ブアローイ(Bualoi)」はタイが提案した名称で、お菓子(デザート)の名前からとられています。

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