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秋冬でもブーツの中は真夏並み?臭いの原因と対策とは

ウェザーニュース / 2019年10月31日 5時50分

ウェザーニュース

気温が低く、意外に雨も多い晩秋にかけては、歩きやすく暖かいブーツが活躍します。ただ、密かに悩まされるのが臭いです。原因と対策を教えていただきます。

ブーツ内は、まるで夏

そもそも、なぜ足は臭くなるのでしょうか。

「足裏にはエクリン腺という汗腺が多く分布しているため、汗をかきやすいのです。この汗と足裏の古い角質が菌によって分解されると、イソ吉草酸などの低級脂肪酸類が多く発生します。これが、独特のツンとした臭いの正体です」(ライオン・ヘルスケアマイスターの芳賀理佳さん)

さらに、ブーツは構造上、内部の温度と湿度が高くなりやすいといいます。ライオンが行った実験では、冬場にブーツを1時間履くと、ブーツの内部の湿度が85%、温度も32℃以上になりました。

「2018年8月の東京の平均最高気温が32.5℃、平均湿度が77%でしたので、寒くても、ブーツの中は真夏並みの温度と湿度なのです」(芳賀さん)

温度と湿度が高くなると、悪臭を発生する細菌が活動が活発になり、臭いが強くなりやすくなります。では、どうしたら臭いを抑えられるのでしょうか。

「まず、足を清潔に保つことです。細菌のエサとなりやすい古い角質は、定期的にケアしましょう。ブーツを履くときに、足用の制汗デオドラント剤を使用したり、通気性のよい靴下を履いて臭い予防をしたり、吸湿・消臭効果のある靴の中敷きを使用するなどの方法が効果的です。そして、ブーツには湿気がこもるので、続けて履かないことも大切です」(芳賀さん)

ブーツの臭い対策

(1)足を清潔にする
足の指の間までよく洗い、風呂上りには指の間まで丁寧にふく。定期的に足の古い角質をケアする。
※角質は取りすぎないように注意しましょう。

(2)靴下・中敷きで工夫
ブーツの中には、通気性のよい靴下を履く。また、除湿・消臭効果のある中敷きを使うのもよい。

(3)足用の制汗デオドラント剤を使う
足用制汗デオドラント剤を使って、汗が出る前にブロックする。汗をかきやすい足指の間と付け根を中心に、足裏全体に使う。

(4)ブーツは続けて履かない
ブーツ・靴はローテーションして履く。1日履いたブーツは、2〜3日陰干しする。出かける前に、靴専用の除菌・消臭剤を使用するとよい。


これから、飲み会などでブーツや靴を脱がなければならないシーンが増える季節です。しっかり対策して、気持ちよく参加できるようにしたいですね。

参考資料など

出典:気象庁HP

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