珍しい秋の黄砂 明後日にも飛来か
ウェザーニュース / 2019年10月30日 17時45分
今日30日(水)は、秋のこの時期としては2013年以来6年ぶりに黄砂が観測されました。観測されたのは西日本から東海、北陸にかけての14地点(大分、広島、岡山、松山、高松、神戸、大阪、和歌山、奈良、福井、金沢、富山、津、名古屋)にのぼりました。
秋に10地点以上で観測されるのは、2010年以来9年ぶりです。いずれも視界は10km以上あり、遠くがぼんやりかすんだりする程度で深刻な影響が出るものではありませんでした。
黄砂が観測されたらアレルギー対策を万全に

出典:気象庁の黄砂情報(ひまわり黄砂監視画像)
衛星画像を見ると日本の西には黄砂は見えず、明日31日(木)は黄砂が観測される可能性は低いと見ています。
明後日11月1日(金)になると、中国大陸東部の茶色くなっている黄砂とみられるものが上空の風に乗って、西日本に飛来してくる可能性があります。
飛んできたとしても、今日30日(木)に比べるとエリアは狭いとみていて、黄砂の濃度も今日と同じかそれ以下の予想です。
ただし、黄砂は低濃度でもアレルギー症状が出やすくなったり、気管支など呼吸器系に影響が出るという報告もあるので、黄砂が観測されたり空が霞んでいたら、アレルギーや喘息などの方はマスクをしたり、洗濯物を部屋干しにするなどの対策を行うと良さそうです。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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