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「医者と病(やまい)を遠ざける」といわれるリンゴの“実力”とは

ウェザーニュース / 2019年11月12日 6時0分

ウェザーニュース

「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という西洋のことわざがあります。英語では、"An apple a day keeps the doctor away."といいます。習慣的にリンゴを食べると、病気にならずに、医者に診てもらう必要がない、という意味ですが、リンゴにはそれだけの“実力”が本当にあるのでしょうか。

リンゴの旬でもあるこの時季、リンゴの健康効果について見ていきましょう。

整腸作用に抗酸化作用、疲労回復の効果もあり!

リンゴには、ペクチンやリグニンなどの食物繊維、カテキンやアントシアニンなどのポリフェノール、さらにビタミンC、カリウム、リンゴ酸、クエン酸などが含まれています。

なにやら、健康によさそうな栄養成分が並んでいますが…実際、健康にいいのです!

リンゴに含まれる食物繊維は便秘と下痢のどちらにも効果的で、おなかの調子を整えてくれます。ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を撃退する効果も期待できます。ビタミンCは美肌や免疫力アップに欠かせず、カリウムには血圧を下げる作用があります。そして、酸味成分であるリンゴ酸とクエン酸には、疲れを取る効果が期待できます。

ほかにも多くの栄養成分が含まれているリンゴ。これなら「医者を遠ざける」のもうなずけます。皮に含まれる栄養成分も多いので、できれば、よく洗って皮ごと食べるとよいでしょう。

「世界一」「星の金貨」「ぐんま名月」

リンゴは品種の多い果物でもあります。「つがる」「世界一」「シナノゴールド」「ジョナゴールド」「王林(おうりん)」「金貨」「星の金貨」「ふじ」「サンふじ」「あいかの香り」「ぐんま名月」など、多くの品種が出回っています。

リンゴの生産量の全国1位は、都道府県別では青森県、市町村別では青森県弘前市です。弘前市は都道府県で2位を誇る長野県の生産量より多いので、青森県、特に弘前市は「リンゴ王国」といえそうです。

その青森県では、「リンゴ、食べる?」とは言わずに、「ふじ、食べる?」とか「王林、食べる?」などと、しばしば品種で会話が交わされるともいわれます。

せっかく多くの種類があるのだから、日や週などによって、違う品種を食べてみるのも楽しそうです。健康的な暮らしを送るためにも、リンゴを毎日の食生活に取り入れてみてはどうでしょうか。

参考資料など

『栄養がわかる 体によく効く 食材事典』(監修/廣田孝子、学研)、『新しい実践栄養学』(落合敏、主婦の友社)、『おいしく健康をつくる あたらしい栄養学』(監修/吉田企世子・松田早苗、高橋書店)、『あたらしい栄養事典』(監修/田中明・蒲池桂子、日本文芸社)、『名前がわかる! フルーツ&ベジタブル図鑑』(主婦の友社)、『ブラタモリ 14 弘前ほか』(監修/NHK「ブラタモリ」制作班、KADOKAWA)

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