鹿児島・桜島で火口上5000mを超える噴火 2016年以来3年ぶり
ウェザーニュース / 2019年11月8日 18時0分
活発な活動が続いている鹿児島県桜島で8日(金)17時24分頃に噴火し、噴煙が火口上5500mに達しました。
噴煙が5000mを超えるのは2016年7月26日以来、3年ぶり。南岳火口からの噴火としては2000年以来19年ぶりのことです。気象台によると、火山雷(噴煙によって発生する雷)が観測されています。
上空高い所は西寄りの風が吹いているため、噴煙は東に流れ鹿児島県の大隅地方を中心に降灰のおそれがあります。風がそれほど強くなく、桜島に近い地域では降灰の量が多くなる可能性があるため、注意が必要です。
噴火警戒レベルは3を継続
噴火警戒レベルは変化がなく3(入山規制)を継続しています。
桜島では火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや、山体膨張と考えられる地殻変動がみられていることから、今後も活発な噴火活動が継続する可能性があります。
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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