七十二候「橘始黄」 橘の香りでよみがえる思い出
ウェザーニュース / 2019年12月2日 5時30分
2日からは七十二候の「橘始黃(たちばなはじめてきばむ)」。暦の上では橘の果実が黄色く色づく時期です。
今回は、そんな橘についてご紹介します。
橘さんの自己紹介
「初めまして、橘と申します。私は古くから日本に自生している唯一の柑橘で、みかんの祖とも言われています。大きさはピンポン球くらいなので、結構小さめです。
本格的な冬を前に、周りの木々たちは落葉を始めていますが、私は常緑樹なので冬でも青々とした葉をつけています。5月~6月には白い花も咲かせますよ。皆さんいい香りだとほめてくれます。
ただ…果実は食用に適さないんです。すごく酸っぱいし、苦味もあるんです。でも花同様、果実もすごく良い香りですよ!
橘=素敵な香りの持ち主と覚えて頂ければ幸いです。」
爽やかな香りであの人を思い出す
先ほどの自己紹介にもあったように、橘の花は非常に良い香りがします。
昔の人もその香りに魅了され、数々の歌を残しました。上記はその中の一つです。
この他にも、花橘の香りを“過去を思いしのぶきっかけ”として詠んでいるものが多くあります。
爽やかな香りの裏に、切なさを誘う一面もうかがえますね。
体に良い成分がたくさん
橘の果皮を乾燥させたものは「橘皮(きっぴ)」と呼ばれ、漢方薬として用いられています。
また、柑橘なのでビタミンCも豊富ですし、橘には体に良い成分が凝縮されているんです。
ただ、先ほど橘さんが残念そうに語っていましたが、果実は非常にすっぱく、苦味があるので生で食べることはできません。
しかし、たくさんのお砂糖と煮詰めてジャムにすると美味しく頂けるようです。
今後は、知られざる魅力をたくさん持っている橘さんをどうぞ宜しくお願いいたします。
参考資料など
【参照・参考元】
なら橘プロジェクト推進協議会(橘街道プロジェクト)「たちばなの歴史」http://www.tachibanakaidou.jp/history/index.html
観音山フルーツガーデン「橘(たちばな)非時香果」http://www.kannonyama.com/shopdetail/012000000001/
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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