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今まさに一番のおいしさ! オリーブオイルにも旬がある

ウェザーニュース / 2019年12月26日 10時38分

ウェザーニュース

日本の食卓でもすっかりおなじみになったオリーブオイル。洋食から和食まで料理を選ばない深い味わいや高い健康効果で最近とても注目されています。

このオリーブオイル、実は野菜や果物、魚などと同様に“旬”があるそうです。詳しい話を日清オイリオグループ(株)の大貫朋美さんに伺いました。

北半球では今がオリーブオイルの“旬”

食用油に“旬”があるというのは意識したことがありませんでしたが、どういうことなのでしょうか?

「オリーブの実は世界最大の産地スペインでは9月から翌年2月ぐらいまで、イタリア中・北部では10月後半から収穫が始まります。オリーブの実は木から離れた瞬間から傷みはじめます。しかも生で貯蔵することができないので、収穫したものは、すべて一気に搾って1年分のオイルにしてしまいます。

だからオリーブの実の収穫期がオリーブオイルの“旬”になるわけです。この“旬”のオイルが日本に入って来はじめるのが大体11~12月になります。そのため今頃が旬の時期にあたるわけです。

旬のオイルかどうかを見分けるには、その年に搾られたものかどうかを確認します。また、光や酸素、温度変化がオイルを劣化させる原因になるので、ボトルは光を遮断する褐色で、酸素に触れる面積が小さいもの、使う量に合わせたサイズのものを選ぶ、などの工夫をされると良いと思います」(大貫さん)

新オイルは新米、新茶と同じ

では、“旬”のオリーブオイルは一般的なものとどう違うのでしょうか?

「新米や新茶は、香りが良く甘味があるなど、とてもおいしいと感じますが、オリーブオイルも同じです。搾り立てのエキストラバージンオリーブオイルは、フレッシュで緑の草原のようなすがすがしい香りが立ち、新鮮なオリーブの実の味わいが感じられます。

また青いうちに摘んだ早摘みの実で搾ったオイルは、ポリフェノールが豊富に含まれるものが多いので、より健康効果も期待できると言われています」(大貫さん)

“旬”のオイルは生が一番

“旬”のオリーブオイルのオススメの食べ方はありますか?

「やはり生が一番です。搾り立てのオイルは油くささがまったくなく、そのまま飲めるほどです。ドレッシングはもちろんですが、意外においしいのは冷奴です。塩や醤油を少しふりかけ、オイルをそのままかけるだけで豆腐の豆の甘味が引き立ち、オイルのコクが加わってとてもおいしくなりますよ」(大貫さん)

オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれるため、活性酸素の攻撃の抑制、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞の予防、便秘の解消など高い健康効果が知られています。せっかくなら、今の時期の“旬”のエキストラバージンオリーブオイルを積極的に摂るようにしましょう。

参考資料など

取材協力:日清オイリオ株式会社(https://www.nisshin-oillio.com/)

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