年末年始の登山 今季最強寒波で暴風雪や大雪に警戒
ウェザーニュース / 2019年12月27日 14時40分
今シーズンは暖冬傾向が続いており、全国的に雪が少ない状態ですが、この年末年始は強い冬型の気圧配置になり、今シーズン一番の強い寒気が流れ込むと見ています。全国的に風も強まるため、暴風雪、大雪、雪崩に厳重な警戒が必要です
年末年始の越年登山は、事前の情報収集や計画は入念に行って下さい。
年末の山の天気

30日(月) は中部山岳でも雨
28日(土)から29日(日)にかけて、冬型の気圧配置が一旦緩み、日本海側の雪も次第に収まり、年末登山には悪くない天候になりそうです。
ただ、日本海側の山岳は大雪になっているため、稜線での強風、吹雪、表層雪崩などに注意してください。
29日(日)午後から30日(月)にかけて、日本付近を低気圧が通過します。これに伴い暖気が流れ込むため、中部山岳でも低山では雨になり、中部山岳でも湿った雪や一時的な雨の可能性があります。
雪が緩む可能性があるため、雪崩に注意が必要です。

31日(火)今季最強寒波で荒天警戒
低気圧通過後、31日(火)大晦日から〜3日(金)頃は強い冬型の気圧配置になり、今シーズン一番の強い寒気が流れ込んできます。
北日本の山岳や中部山岳では猛吹雪になり、中国山地でも吹雪のおそれがあります。視界不良や道迷い、歩行不能、凍傷、低体温症、雪崩などに警戒が必要です。
太平洋側の山岳では晴れて初日の出も見られそうですが、強い風や低温により、低山でも体感温度は氷点下になることもあります。暖冬であることに油断せず、万全な防寒を行なってください。
年始の山の天気

3日にかけて冬型の気圧配置が継続
3日(金)頃にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が続くため、北日本、日本海側の山岳では積雪が増加し、吹雪が継続。太平洋側では強風と寒さに注意が必要です。
4日(土)以降は、徐々に冬型の気圧配置が緩みますが、低気圧が接近する可能性あり。広範囲で雨や雪の可能性があるので、最新情報を確認してください。
年末年始登山の注意点

2018年ー2019年の年末年始(12月29日から1月3日)に全国で30件の山岳遭難が発生し、遭難者数は40人でした(警視庁発表)。このうちスキー場ではなく、自然の斜面を滑るバックカントリーでの遭難が6件13人にのぼっています。
今年は暖冬傾向ですが、年末年始の大雪で雪崩などのリスクが高まりますので、十分な注意が必要です。
また、台風15号、19号の影響で、登山道などへの影響が残るまま、積雪期に入ったところもあります。必ず事前に、登山道や登山口への交通事情などを確認してください。
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