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つらい「冷え性」、風呂上がりに「水」で改善?

ウェザーニュース / 2020年1月18日 5時45分

ウェザーニュース

手足がいつも冷たい、布団に入っても体が冷えて眠れない、厚着をしても体が冷えるといった「冷え性」の人は暖冬でもつらいもの。しかし、毎日の生活習慣を変えるだけで大幅に改善するのです。

寒いのに収縮しない血管

女性、子ども、お年寄りに冷え性は少なくありません。なぜ冷え性になるのでしょうか。

「冷え性の原因のひとつは、寒いのに手や足の血管が収縮しないことです。通常は寒いと血管が収縮して体の放熱を防ぐのですが、冷え性の人は血管が収縮しないため放熱して体温が下がり、本人も寒いと感じるのです」と語るのは、ウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生です。

寒いと血管が収縮するのは自律神経がはたらくからです。その自律神経のはたらきが鈍いと寒さに反応できませんが、自律神経は訓練することができます。

「冷え性の人は足先の温度が下がりやすいので、風呂から上がったら厚い靴下を履いたりして冷やさないようにしたがります。もちろん、この方法は体温を逃がさないようにするには有効です。ただ、自律神経を鍛えるという観点から考えると、靴下を履く前にしたほうがいいことがあります。

湯船から出たら膝の下の部分に冷たい水をかけてみてください。この方法で、足先の自律神経を刺激して血管が収縮して体温が逃げていくのを防ぐことができます。ぬるま湯でもいいので、毎回くりかえしていると、自律神経の反応性がよくなっていきます」(佐藤先生)

冷え性の人は筋肉が少ない

「筋肉が少ないと冷え性になりやすいことがわかっています。筋肉が十分にあると発熱して体温が上がるのですが、筋肉が少ないと発熱も不十分で体温が上がらず、冷え性が改善しないのです。軽い運動でけっこうですから、毎日続けて筋肉量を増やせば冷え性が改善できます。」(佐藤先生)

人のいちばん大きな筋肉といえば大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、つまり太ももの筋肉です。立ってテーブルに手をつきながら、かかとを上げ下げするだけで大腿四頭筋のトレーニングになります。台所仕事などをしながらできるので、ぜひ毎日の習慣にしてください。

冷え性は体質ですが、自律神経訓練と筋力アップを生活習慣に取り入れれば改善できます。ぜひ試して、つらい冬を乗り切ってください。

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