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気になる冬の食器洗い 3つのガス代節約術とは

ウェザーニュース / 2020年1月29日 10時35分

ウェザーニュース

寒い季節は、冷たい水で食器を洗うのがつらくなりますよね。最近はほとんどの家庭で給湯設備が完備され、蛇口をひねれば簡単に温水が出てくるようになりました。

ウェザーニュースでは、冬に食器洗いで「水」と「お湯」のどちらを使っているかアンケート調査を実施しました(回答:9,365人)。

お湯で洗っている人が8割以上

結果は「一年中お湯」を含め、84%とほとんどの人がお湯を使っていることが分かりました。また、エリアごとに回答を集計してみると、やはり北海道と沖縄で大きな差がありました。

札幌市(北海道)の年平均気温は8.9℃なのに対して那覇市(沖縄県)の年平均気温は23.1℃と大きく気温差があるので、この気温差が北と南のエリアでの回答差をもたらしているのでしょう。

食器洗いにお湯を使ったときのガス代

冬は、大半の人がお湯を使って洗い物をしていますが、気になるのが給湯に要するガス代です。

食器洗いに使う水の量は、東京都水道局などによると、一般家庭で食器洗いに要する時間はおおよそ5分間、ずっと水を流しっぱなしにしたとして約60L使っていると想定されています。

食器洗いに使う水の適温は40℃、冬場の水道水の平均温度を8℃とすると、その差は32℃です。

これらを計算すると、1年のうち水が冷たくなる12月から水温が緩む4月頃までの5ヵ月間お湯を使ったとして【6,720円】になります。

【節約術その1】流し洗いをやめてため洗いにする

まずお勧めしたいのがため洗いです。

お湯をジャージャー流しっぱなしにすると無駄が多くなります。洗い桶やシンクにお湯をためてその中で洗えば使う水の量がセーブされ、ガス代だけなく水道代の節約にもなります。

シンクよりも洗い桶、「洗い」だけでなく「すすぎ」もため置き湯を使うことでより経済的になり、それによって節約額も変わりますが、使う水の量はざっと1/3〜半分に削減でき、水を温めるガス代も比例して節約できるわけです。

【節約術その2】湯温を低めに設定する

給湯器の温度設定を少し下げることで、使用実感は変わらず、使うガスの量を減らすことができます。

資源エネルギー庁の試算によると、使うお湯の温度を40℃から38℃へたった2℃下げるだけで、年間のガス代を1,510円(※)節約できるということです。

※1回あたり65Lの水を使用し、元の水温を20℃と想定、1日2回、年253日行った場合の試算

【節約術その3】食洗器を使う

意外に節約上手なのが食洗器です。水をジャバジャバ使っているようなイメージがありますが、実際には一定の水量を効率的に使っているため、手洗いに比べて節水になります。

メーカーや機種などによっても異なりますが、手洗いに比べて使う水の量は1/6~1/5程度です。

お湯を温めるのにガスではなく電気を使っていますので、当然、ガスの代わりに電気代がかかるわけですが、それを差し引いても食洗器に軍配が上がります。

一般財団法人「省エネルギーセンター」によると、同じ量の食器を手洗いした場合にかかるガス代と水道代を合わせて年間22,080円とすると、食洗器に使う電気代と水道代の合計14,020円となります。食洗器を使うことで年間8,060円の節約になるとしています。

前述したように、上記の試算はあくまで単純計算したもので、実際にこれらの方法で試したときに、節約額は必ずしもこの通りにはなりませんが、一定の節約になることは確かです。上手に節約して賢くガスを使いましょう。

参考資料など

一般財団法人省エネルギーセンター「家庭の省エネ大辞典」、東京都水道局HP(https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/)、資源エネルギー庁HP(http://www.enecho.meti.go.jp/)、東京ガス「ウチこと」(https://tg-uchi.jp/)

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