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電気代が増える冬 待機電力のカットで6%節約も

ウェザーニュース / 2020年2月5日 5時50分

ウェザーニュース

冬は1年の中でも特に電気代がかかる季節。
となると、待機電力のことが気にかかります。照明を消して寝ようとすると、テレビやVTRからかすかな光が出ているのに気づきますが、それが「待機消費電力」です。この待機電力をカットするだけで電気代が6%節約できるというのです。

待機電力代は月700円、年間8400円

通商産業省・資源エネルギー庁の資料(2012年度)によると、一般家庭の平均的な待機電力量は、全電力量の6%としています。待機電力とは、コンセントに接続された機器が電源を切った状態でも消費されている電力のことで、リモコンからの信号を受けるなどのために必要なのです。

待機電力は、モデムが6.0W、ビデオデッキが2.6W、電気炊飯器が1.1Wなど消費電力は少ないのですが、わずか1Wの待機電力でも1年間で8.76kWhを消費し、電気代では年間約193円(1kWh=22円)になります。

待機電力が全電力量の6%なら、総務省の家計調査(2018年)で4人世帯の月平均電気代は1万1719円なので、待機電力代は月700円、年間で8400円になります。この待機電力をカットすれば年間8400円節約できるのです。

しかし、待機電力をカットしようとプラグを抜くと、固定電話やファクシミリなど使えなくなる機器があります。また、電源を切ると時計やタイマーなどの設定がリセットされて利便性を害することがありますので注意しましょう。

おすすめスイッチ付きのテーブルタップ

待機電力を節約するためにはこまめに主電源を切る習慣をつけるようにしましょう。コンセントからプラグを抜くだけで良いのですが、使うたびに抜き差しするのは面倒ですよね。また、プラグの抜き差しを頻繁に繰り返すとコンセントの接続部が緩んでプラグが外れやすくなったり、接触不良で出火や漏電、感電の原因になることがあります。

そこでおすすめしたいのがスイッチ付きのテーブルタップです。テーブルタップにはプラグの差し込み口がいくつか付いていますが、一斉に電源をオンオフするものもあれば、個別スイッチが付いているものがあります。用途によってテーブルタップを選びましょう。

パソコン・ステレオ・石油ファンヒーター・空気清浄機など使用していなくても、コンセントにプラグを差し込んでいるだけで電力を消費する電気製品がたくさんあります。電気代が高くて気になる人は、待機電力の節約を試してみてはいかがでしょうか。

参考資料など

『家庭の省エネ大事典(2012年版)』(通産省・資源エネルギー庁、財団法人/省エネルギーセンター)

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