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週刊地震情報 2020.02.02 2月1日(土)深夜に関東で今年2回目の緊急地震速報

ウェザーニュース / 2020年2月2日 11時50分

ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週とほぼ同じ水準です。震度3以上の地震は6回観測しました。(1月27~2月1日の集計)

国内:茨城県南部の地震で緊急地震速報

国内で震度1以上が観測された地震の回数

2月1日(土)2時07分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.3の地震が発生しました。この地震で、茨城県土浦市やつくば市、栃木県鹿沼市、埼玉県加須市、千葉県八千代市などの4県で震度4、関東のほぼ全域で震度2~3の揺れを観測しました。

この地震では茨城県南部と千葉県北西部で震度5弱の揺れが予測されたため、緊急地震速報の警報が発表されました。今年に入り、緊急地震速報の警報が発表されるのは、1月3日の千葉県東方沖の地震以来2回目で、いずれも関東が対象です。

今回は震源が陸域だったため、震央周辺では、緊急地震速報が届く前に揺れ始めたと考えられます。

緊急地震速報はその仕組みから、離れた所で発生する海溝型の地震には有効である一方、今回のような直下型の地震の場合は先に強い揺れが来るケースがあります。こうした情報の特性を知った上で活用するようにしましょう。

世界:カリブ海で地震相次ぐ 今年初のM7超の地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。最も大きかったのは1月29日(水)にカリブ海で発生したマグニチュード7.7の地震です。今年に入って初めてのマグニチュード7を超える地震で、7.5以上となると、去年5月14日のパプアニューギニア付近で発生したマグニチュード7.6以来となります。

地震の規模は大きかったものの、震源が陸地から少し離れていたため、強い揺れで被害が出ることはなく、横ずれ型のメカニズムで津波はごく小規模なものにとどまりました。

この地震の2時間あまりあと、西に200kmほど離れた所でもマグニチュード6.1の地震が発生しています。これらの地震は北米プレートとカリブ海プレートの境界付近のトランスフォーム断層によるものとみられます。トランスフォーム断層は、プレートが拡大する境界付近に現れ、しばしば横ずれ型の大きな地震を引き起こします。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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