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枕を洗う頻度は? 枕の正しい洗い方

ウェザーニュース / 2020年3月14日 5時0分

ウェザーニュース

「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、春は寝床が恋しい季節です。せっかく気持ちよく寝ていても、枕の匂いが気になるという人はいるのではないでしょうか?特に暖かくなり、寝汗をかきやすい時期は、枕を洗濯してすっきりさせたいものです。

しかし、カバーは簡単に洗えても、枕自体はどのように洗えばよいのか分からないことがあります。枕の正しい洗い方を枕専門メーカーのロフテー株式会社・広報担当の塚島早紀子さん(上級睡眠健康指導士)に教えていただきます。

枕はどれぐらいで洗えばいい?

「人は、1日の1/3を睡眠に費やしていると言われています。つまり、それだけの時間、枕と頭が接しているのです。寝る時、シャンプーやドライヤーなどの後なのでキレイだといっても、枕は頭皮からの皮脂や汗を確実に吸収しています。また、日中は日の当たらないベッドの上や、押入れの中で保管することも多いので、ダニやカビの温床になる条件が揃いやすいのです」(塚島さん)

では、枕を洗濯する目安はどのくらいなのでしょうか?

「表面の汚れや匂いが気になるときが洗濯の目安になります。基本的には、枕カバーや外側地を洗っていただくことでケアが可能ですが、より清潔に使っていただくためには、枕本体を年に2回程度の定期的な洗濯をおすすめします。特に、お洗濯の乾きが早い、春や夏の終わりごろに洗濯するのはいかがでしょうか」(塚島さん)

素材によって異なる枕の洗い方

枕は中身の素材によって、洗えるかどうかや洗い方異なるようです。

「タグなどで、洗える枕かどうか確認します。中身の素材がパイプ、マルコビーンズ、羽根、ポリエステルわたなどは洗えることが多いです。逆にそばがら、低反発ウレタンフォーム、羽毛は洗えません」(塚島さん)

【羽根・ポリエステルわたの洗濯のしかた】
(1)外側地をはずして中のユニットを取り出す
(2)中性洗剤を入れて手で押し洗いをし、すすいだあとは3分ほど脱水機にかける
(3)風通しのよい場所で、つるして自然乾燥させる(羽根は乾燥するまでに3日前後)
(4)ユニットを外側地にセットする

【パイプ、マルコビーンズの洗濯のしかた】
(1)外側地をはずして中のユニットを取り出し、目の細かい洗濯用ネットに入れる
(2)洗濯ネットに入れ、洗剤を少なめにして、洗濯機の弱水流で洗う
(3)脱水効果を高めるために、1〜2分おきに2〜3度ユニットの向きを変える
(4)風通しのよい場所でつるして自然乾燥させる
(5)よく乾いていることを確認してからユニットを外側地にセットする

※ドラム式洗濯機の場合、洗濯できない機種もあります。事前に説明書を確認するか、洗濯機メーカーに問い合せてください

「一般的なパイプの場合は、柔軟仕上剤を使用すると、滑りが良く快適な使い心地が保てます。ただし、炭の練りこまれたパイプなど素材によっては、柔軟剤の使用不可のものもあるので注意してください」(塚島さん)

洗えない素材の枕のお手入れは?

洗濯不可の枕は、どうしたらよいのでしょうか。

「低反発ウレタンフォーム、羽毛などの素材の枕は、週に1度風通しのよい場所で陰干しをします。汗や室内の湿気などにより枕の中に溜まった湿気を除き、カビ防止になります。そばがら、ポリエステルわた以外の素材は、天日干しをすると、枕が劣化しやすくなのでりますので注意してください」(塚島さん)

枕を清潔に保って、より快適な「春眠」にしたいですね。

参考資料など

取材協力/ロフテー株式会社(https://www.lofty.co.jp/)

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