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週刊地震情報 2020.3.15 13日(金)未明に能登半島で震度5強

ウェザーニュース / 2020年3月15日 11時45分

ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べると少ない水準です。一方で震度3以上の地震は5回発生しました。(3月9~14日の集計)

国内:能登半島で強い地震 石川県は13年ぶりに震度5強

国内で震度1以上が観測された地震の回数

13日(金)2時18分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生しました。震源が約12kmと浅かったため、石川県輪島市で震度5強、穴水町で震度5弱の強い揺れを観測しています。

西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型のメカニズムで、石川県内で震度5強以上の揺れを観測するのは、2007年の能登半島地震(マグニチュード6.9)以来、13年ぶりのことです。

今回の地震は、その能登半島地震の余震域の東側で発生しており、似たタイプの活動です。

また、能登半島周辺では、1993年にもマグニチュード6.6の地震が起きており、いずれも海底活断層の活動によるものと考えられています。

世界:ニュージーランドの北の海底でM6.3

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。

14日(土)にニュージーランドの北の海底を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生しました。東西方向に張力軸を持つ、正断層型のメカニズムと解析されています。

今回の震源は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界付近に当たり、マグニチュード6~7クラスの地震が頻発している領域です。ただ、プレートの動きが複雑で、沈み込み帯の領域で発生する逆断層型の地震だけでなく、今回のような正断層型や横ずれ型が発生するケースがあります。

2011年にクライストチャーチで大きな被害をもたらしたマグニチュード6.1の地震は若干、逆断層型の性質をもつ横ずれ型でした。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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